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DON DON DONKI西門店に行ってきた

西門町、それは台北一のダウンタウン。国内外からの観光客が絶え間なく訪れて、電車を降りてから、人と肩をぶつかりながらやっと地上に出れたら、またしても人と肩をぶつかりながら街を進めないといけない。交差点で行われる路上ライブ、クリスタルボールダンスの大道芸人、その活気あふれる栄景も過去の物となった。観光とサービス業依存するの西門町はコロナ禍で大きな打撃を受け、昼頃にも営業する店が少なく、深く閉じているシャッターが現状を語っている。

しかしこの逆境の中で、コンビニ以外に24時間営業を徹している命知らずがあった。その名もDON DON DONKI西門店、日本人おなじみのドン・キホーテ、台湾の1号店だ。今年の1月に開幕、あの時は台湾がまた比較的に安全で、皆が構わずに外に出歩いていた。入店待ちの行列が500メートルだとか。

入口でQRコードをスキャンして署名を残し、検温を通る。店に踏み入れた途端に耳に入る『DON'T DON'T DON'T, DON'T DON'T DON'T~ DON'T KILL, WHORE DEAD~』のBGM、目がくらむほどの過剰な飾り付け、手書きPOP、ペンギンっぽいマスコット。ドンキって感じだ。

スタッフの誘導に従ってエスカレーターで3階に上がる。海遊館方式。3階から徐々に下に降りて、1階のレジで会計を済ませるというショッピングルートだ。開幕当初の来客数を捌くために設けた順路かと思う。下に降りたらもう二度と上に戻れないことはないのでご安心をを。

3階で扱う商品はコスメ、お菓子類、おもちゃ、家電、雑貨など。大人のおもちゃもあるよ。

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ベイブレードのラインナップが充実している。これで急にベイバトルの需要があってもここに来れば安心だね。

正直目新しいところがあまりないので、さっさと2階に降りた。

2階は主に食品、青果、精肉、お惣菜、お弁当、酒類、ドリンクなどが置かれている。

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日本から輸入した高級フルーツ。1パック799元!?高すぎィ!でも半年経ってまた売られていることはつまり買う人がいるってことよね……?格差社会……

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脂が乗った輸入高級肉。やはり買う人がいるんですよね。セレブか。

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左は台湾産うなぎの蒲焼(399元)、右は熊本輸入の蒲焼だ(799円)。おぞましい価額差。貧乏聖戦士の俺ではとても負担できない。

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寿司とお弁当がある。2階は真ん中に厨房で作られているので鮮度は問題ないだろう。価額が割と適正。けど今は外で食べ歩きはできないしイートインスペースもないので買う気にはならない。

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前から食べてみたかったAFURIのカップ麺。115元。店で重慶酸辣粉トッピング全部乗せが食べれる価額。けど辛い麺欲が治まらず購入。

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檸檬堂1本で台湾ビール1~3本が買える。

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WONDAのブラックコーヒーが割と安い。

カップ麵一個だけ入れたバスケットを提げて1階へ。2、3階と比べても商品の陳列が少なく、お土産類、ペット用品、アイスなどが置いてある。あとレジだけ。

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こんだけレジがあるけど実際に稼働しているのは2箇所だけ。これほどのレジを設置しないとない捌ききれない数の来客がいたってことか。

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出口の横に屋台がある。今は食べ歩きはできないので買う気にはならない。今日の収穫がカップ麺1個だけだった。

激安の殿堂にあらず

激安の殿堂ところか、成城石井並の高級スーパーマーケットに化したDON DON DONKI。元から高い日本のを輸入品に原価に関税に送料諸々加えるとそりゃ高くなるってわかるけど、1パック799元の葡萄っておまえ。激安じゃやっていけないから質で勝負するってか?振り幅がすごいな。業者も自覚しているようで、日本のドンキホーテが過剰に強調する「激安の殿堂」の五文字はここではほとんど見当たらない。

高い高いって喚いているけど、これから辛い麺メントのネタ探しに定期的に来るかもしれない。長生きしてくれよDON DON DONKI。


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