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辛い麵メント:炒碼麺

ちゃんぽんってありますよね。具材を炒めて湯麵に乗せ、麵料理文化のあるアジア各国で見られて。バリエーションも様々な料理です。

というわけで今回はこういう麺を食べました。

炒碼麺(チャオマミェン)、元は山東のヌードルらしいが、それが韓国に伝わった麺を日本人が見たら「あっこれ、ちゃんぽんじゃん?」と言ったので以降は짬뽕(ちゃんぽん)と呼ばれたと、WIKIがそう書いてあります。韓国では中華料理として扱われて、中華料理屋の定番でジャージャー麵と比肩するメジャーなヌードルである。

ところで私が死んでいる国では山東と言えば餃子、ジャージャー麵、饅頭(まんとう)、酸辣湯麺など麺類中心のイメージがあるが、山東料理の看板を掲げる店で一度も炒碼麺を見たことがなく、近年増えつつある韓国料理が提供し始めて初めてその存在を知った。ある意味逆輸入と言えましょう。実際今回は実食になります。今回の店はメニューで炒碼麺と書かれたので敬意をもってこれからは炒碼麺で呼びます。

では見てみましょう。

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具材はエビ、セロリ、キャベツ、ハマグリ、キクラゲ、わかりにくいがイカも入ってます。

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麺はこんな感じです。このねじれ具合……邪推だけどインスタント麺かな?あくまでは私の認識ね。なんか韓国料理はヌードル専門店じゃないと、麺類はインスタント麺で賄う傾向がありますよね。インスタント麺大好きな私は大歓迎ですけど。早速いただきましょう。ちゅる……むずず……うん、麺がもちもちしていて韓国っぽい。スープは赤いけれど辛さはそこそこでさっぱりしている、なんつーか辛ラーメンの味と似ている。しかしスープ自体に唐辛子が入ってるのでラーメンみたいに啜ったら汁が跳ねて気管に入って盛大にむせるので堅実にあむあむして食べましょう。

具材の部分は特筆すべきなのはこれ。

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見れくださいよ。なんとこのエビ、わたを抜いてあります。私はエビの殻剥きが面倒くさいのでカルシウム補充と称してエビを殻ごと食べてしまう蛮族だが、やはり半分に食べたエビの切断面を見るや、腸から飛び出る黒い汚物を目にして「うぇーエビのうんこだー」と実感していいテンションが下がる。なのでこういうひと手間を加えてくれて本当にうれしいですよ。EAT SHRIMPS、DON'T EAT POOPS(食事中にプープスとか言うな)。あっ、よく見たらエビの頭のとげとげも切り取ってくれているじゃん。これで全部食べれる。最高。野菜、タンパク質、澱粉、辛味を一気に摂れる。まさに完全食ですよ。

ご馳走さまでした。また視野が広くなりました。

蓬莱小館の炒碼麺
辣:☆☆
麺:☆☆☆
湯:☆☆
具:☆☆☆☆


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