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臭豆腐煲

 OK、アクズメさんのお料理紹介コーナーだよ。今回のテーマはあの悪名高い臭豆腐を用いた料理、臭豆腐煲(しゅとうふばお)だよ。

臭豆腐とは

 名前の通り臭い豆腐のことだよベイビー。それは中国特有の飲食文化さ。当然中国は地大物博であるため地域によって作り方と食べ方もそれぞれだ。私の国では豆腐を石灰などを混ぜた発酵液につけ、表面だけ浅く発酵させるのか主流だ。発酵液は豆腐のタンパク質とかと反応を起こして、なんかあったので臭くなったらしい(私は食品加工の免許を持っていない。詳しく知りたかればWIKIにどうぞ)。その匂いは肥料、あるいは糞便に例えられる。私からすれば強い酒を飲んだ翌日のうんこみたいな感じかな。

 食べからについてはそのまま素揚げして、漬け白菜と一緒に食べるのかメイジャー。これは一番臭みがなく食べやすいと思う。そしし蒸したやつ、清蒸臭豆腐だな。個人的に大好きだが結構臭い、でありなもがらちゃんとしたレストランでないと作りにくい料理で、鍋の蓋を開けた瞬間室内が一瞬に臭豆腐臭が……たまらねえぜ!

 日本人にはちょっと受け入れにくい料理で、大学の時日本留学生を夜市に連れて行った時揚げ臭豆腐をすすめたが、「ヴォエ……うんこの臭いがする、まぢ無理」と言った。うむ、私だって頑張って納豆を食べたんだ。もうちょっと頑張ろうな?な?

煲 とは

 煲(Bao)。土鍋と、それを用いた料理のことを示す。私は料理人ではないのでこれ以上のこと知らない。詳しく知りたければWIKIどうぞ。

合体

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 こいつは今日の昼めしだ。私の理解できる範囲内で説明しよう。

 まずはにんにく、唐辛子、グリーンピースなどを油で【炸ーッ!】して、風味を迫り出す。これが中華料理のおける「爆香」という手法だ。かっこういいよね。それから豚骨と鶏ガラのスープを入れて、さらに榨菜を加えることで塩味と薬味をいれ、猪血(写真の中にある肝臓の色がしたやつ)、臭豆腐、エノキ、もやしなどの具を入れて煮込めば完成。

 味は鍋としては濃い方で、搾菜の塩味と唐辛子で塩辛く仕上がっている。臭豆腐の個性的な臭いがかなり中和されてマイルドになっている。臭豆腐初心者にとって受け入れやすい料理なんじゃないかな?

「あれ、土鍋ちゃうやん?」と思っているあなた。全く正しいです。実は最近土鍋を使う店が減る一方で、こういうステンレス鋼鍋を使うのは主流になりつつある。特にこういうリスナーブルな店ではね。文化の喪失などは特にしていない。だってこの臭豆腐煲 、¥に換算すると500もしないよ?牛丼よりやすいよ?これ以上求めたらちょっと不毛じゃん?それにあなたは鍋の材質による味の変化がわかるの?わかるとしたらすげえなおい!今度一緒に飯しようぜ!

 あと猪血は豚の血を固めて豆腐にしたものだ。昔の人が豚を屠殺する際に流れる血が勿体ない思ったので、血を集めて作った食べ物、国外の人はケデモノ扱いしがちだが私の大好物だ。主にスープに入れたりする。鉄の味がする。

 

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