見出し画像

アボカドリプス

 TEST......それは試練。すべての始まりは先週の水曜日、親戚のおばさんが大きなアボカドを持ってきた。

「健康食材よ、母さんと一緒に食べなさい」

 困ったものだ、アボカドの料理なんて作れないぞ。日に連れてアボカドが黒くなり「Eat me!eat me!amigo!」のメッセージを送ってくる。どうしようかと迷っている間に、この記事を目にした。

 ワカモレ!その手かあったか!こうして人生初のメヒコ料理挑戦がはじめた。

 月曜日、帰宅し、かばんを置き、丁重に手を洗ってから引き出しから小麦粉とトウモロコシ粉を取り出した。まずはトルティーヤから。

 小麦:トウモロコシは6:4の比例で、あと食塩、バター、えんばくも適量。健康、簡素志向だ。これで清教徒も安心で食べれる。みすを入れて、こねる。

 イヤーッ!いい感じになった。生地ちぎって適切の大きさに丸めて、麺棒で薄くしたあと、焼く。

 ……なんとも言えぬ。

 完成した物です。トルティーヤ……ぽくないね。どう見てもナンだ。

 それでは具を作ります。アボカドを半分に切って、種を取り除くと。スプーンで果肉を削りとって、潰す。オーケー、ほかに何を入れるか?どれどれ……にんにく、トウガラシ、玉ねぎ、トマト、ライムだって~?んんん~~

 面倒だ!ただでさえ自炊が少ないのにこんな大量の食材を買ったとしても放置されたまま腐るのがおちだ!くっ、何が方法がないのか……

「ヘーイボーイ、俺のこと、わすれてなーい?」

 あなたは!?

「俺だぜ!」

 オルド・エル・パッソ=サン!

「俺はにんにくトウガラシ玉ねぎトマト、つまりワカモレに必要なもの全部入ってる!俺を使え!」

 使わせていただきやす!イヤーッ!

 蓋を勢い開き、スプーンでサルサソースを掬い、潰したアボカドにドロップする。ちょうど冷蔵庫に新鮮な玉ねぎを見つけたので切り刻んで入れた。完成したのはこれだ。

 ……きたねえなおい、これ知らない人が見ったら吐瀉物と違えちゃうれべるだろ。ほんとう料理の才能ねえな。まあいい、食うぞ。

 いただきます。

 ガプ……モニュ……モニュ……モグ。

 うん、うん、食える、うまいかどうかは別にして食える、問題ない、うん。今回を除いてこれまでにワカモレを食べたのは二回ぐらだったかね。味はもうよく覚えてないんだ。

 50点だ。

反省会

 お疲れ様でーす。ふぅー

 さあて反省会、やろっか。今回の反省点は:

1.トルティーヤ(?)は厚すぎる。麺棒をもっとうまく使えるようになりたい。円形にできなくでも少なくてももう少し薄くしたい。

2.ワカモレはゲロい。ひとに食べさせるのに躊躇するレベルだ。今度はオルド・エル・パッソ=サンの力を借りずに真面目に本当の食材でやろう。

 意見、アドバイスがあればコメントしてください。

 そんじゃおやすみなさい。

当アカウントは軽率送金をお勧めします。