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【辛い麺メント】螺螄粉

もう、堪らない。

5月中旬、Lv.3緊急事態に入って、店内飲食が全面禁止になってから今まで店の辛い麵を一度も食べていない。カップ麺で渇きを誤魔化すのも限界に来ている。そろそろちゃんとした辛い麵が食べたい。しかしながら俺は麺類、とくに湯麵のテイクアウトが不毛だと思ってずっと忌避してきた。だって家に持って帰る間、たとえスープと別パックに入っても麺がふやけたり固まったりするし、スープがよく容器からこぼれる。汁で汚れたプラ袋を見るとすごくテンション下がる。でも45日も辛い麵食べていないと、その禁断症状がやばいです。食事の時間になると真っ先に食べたい物に辛い麵が浮かんでくるし、普通に食事しても味気がないと思っちゃうし、辛い麵を食べる夢を見るし、生きる意味が無いなどネガティブに考えてしまう。主張や主義などをかなぐり捨てて、己の欲望と正直に向き合う時が来た。食べ慣れたやつではだめだ。もっと、刺激……新しい刺激が欲しいッ!

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気付けば俺は店の前にいた。

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買って帰った。スープ、米粉、肉、ビーナツとゆばが別々に分けられている。

螺螄粉とは、広西省柳州の米粉料理だ。螺螄とはコブタニシのこと。この料理の最大特徴はシープはコブタニシから取っただしを使うことです。

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スープです。なんか曼荼羅めいていて美しい。表面は橙色の辣油に覆われて、大腸、葱、コリアンダーなどが浮かんでいます。結構臭う。帰る途中で車の中でもう結構臭かったけど蓋を開けるともっと臭う。けど嫌な感じではない。臭豆腐と似たような匂い。俺は全然行ける。今回の辛さは店のおすすめに沿って中辛にしました。

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組立て完了。ゆばがでかいしペーパーボウルが小さい過ぎる。麺と具を入れたら容量が1L近くに来てないか?量が結構ある。買ってからはもう30分ほど経過したけどまた暖かい。

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米粉は太めのやつ。小麦粉で出来た麺と比べてもちもち具合が少なく、歯で簡単に切れる。とてもツルツルで箸で掴みにくい。大腸を齧るたびに油がじゅわーと溢れていい感じ。

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揚げたゆばはとても油っぽくて手で触るとすぐギトギトになる。スープに浸ってスープを吸わせてから食べると美味い。

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鶏肉。タンパク質だ。味に関して特に言うことはない。

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クリスピーポーク。皮の面がカリっと焼き上げた豚バラのことです。具にしては勿体ないぐらいうまい。単品で食べたい。ご飯と一緒に食べたい。

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食べ終わる頃やっと姿が現れたウズラエッグ。箸で掴むのが難しいのでぶっ刺します。

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完食。ごちそうさまでした。スープ全部飲んだので胃の名がたぶたぶになった。コブダニシのスープ最初に聞いて時は「ムッ、ゲテモノか!?」って思ったけどよく考えるとしじみやハマグリもいいダシが取れるし、同じく貝類だからそんなに変わり種ではない。酸菜とか八角とかお酢の味が混ぜ合わせてかなり複雑な味わいなのでどれがタニシなのかわからなかった。機会があればタニシのダシを直接飲んでみたいね。中辛にしたけど自分の感覚だと小辛ぐらいの辛さだった。具とスープは油っぽいやつが多いが酢のおかげでくどさがなく、ちょうどいい酸味で食慾が湧いて箸が止まらなかった。今度は大辛も挑戦してみたいところ。

店のホームページも載せておく。本記事より1000倍美味そうな写真がうじゃうじゃなので飯テロ注意。

いつか店で食いてえよ。



















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