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アフリカマイマイの焼きそば

この記事内に生きたアフリカマイマイが映った写真がありません。ご安心ください。
この記事に調理されたアフリカマイマイの写真があります。カタツムリ愛護家の方々はご注意ください。

Good morning boys。きみはテレビとかでアフリカマイマイという巨大カタツムリを知っているかもしれないが、実際目で見たり、捕まえたりしたことあるかい?食べたことは?

アフリカマイマイ、それはまた環境保護の意識が乏しい1930年代、食用としてみなみの国に輸入されたが、適切な環境かつ天敵がいないため、アフリカマイマイの数が爆発的に増えた。今や農耕地、森、公園、庭など、土さえあればアフリカマイマイがいる。雨のあとはロードキルに遭ったマイマイの死体が路上にベタつていてる。

アフリカマイマイのここがすごい

1.カタツムリなのに乾燥に強い
アフリカマイマイは周りが乾燥になると、蓋を閉めて休眠状態に入り、約半年ぐらいやり過ごせるんだって。逞しいね。

2.デカイ
説明不要。カタツムリ界のタイタン神族じみた大きさ。アフリカマイマイは孵化してから半年ぐらいで成体になるが、それからも緩やかに成長するだって。最大20cmの個体が確認されたらしいよ。

3.絶倫
アフリカマイマイは雌雄同体で、一回の交尾でお互い妊娠して、それから1000個の卵を産むだって!?しかも10日経てばまた妊娠できるだって!?うわぁ。

4.力強い
強靭の筋肉をもって土を掘ったり、垂直の壁を登ったりするよ。一階ぐらいの高さなら余裕で登れる。その走破力で今は至るところにアフリカマイマイがいる。

アフリカマイマイのここがやばい

1.キモイ
軟体動物が苦手な人にとって悪夢じみた造形。

2.致命的
ほとんどのアフリカマイマイは広東住血線虫という極めて危険な寄生虫に寄生されている。経口あるいは皮膚の傷から人体に入ると、様々な併発症が起きて死にいたらしめる。詳しく知りたい人は是非検索してみよう。アフリカマイマイの体内だけでなく、糞便や粘液にも潜んでいるため、手袋なしで触るのは厳禁。とはいえ私が小さくてまた軟体動物がそこまで恐ろしく見えない頃は触りまくったけどね、殻の部分だけだけど。

では食べてみよう

前ふりが長い、そろそろアフリカマイマイは食える食べるぞ。アフリカマイマイはどこにもいるが、提供する飲食店がそう多くない。今日は珍しく適正な価格でマイマイ料理を提供するレストランに巡り会えた。

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アフリカマイマイの焼きそば、おおよそ480円。目玉焼きは有料で追加できる。黒いのがマイマイです。緑色のはバジル。香ばしい。

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麺なので勿論辛くする。市販のチリソースではなくこの店特製の辛子らしい。緑色ですごく辛そう。

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まずはマイマイから行こう。やはり食べるに勇気がいる形してるな、初食だぜ……イタダキマス。

もにゅ……もぐ……

うん、うん。食えるね。意外と臭みがなかった。歯ごたえはちょっと柔らかめのイカと言った感じか。ちょっと鉄のあじがする。

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麺は太め、歯ごたえはいい、以上。それにしても辛子が半端なく辛くてちょっとむせた。入れ過ぎて味がよくわからなかった。

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アフリカマイマイの単体写真。足側。なんとも言えない形している。あのでかいカタツムリが内臓を取り除いて調理されたらこんなに縮んだ。コスパが悪いね、流行らないわけよ。

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内臓と繋がっていた側。きっしょい。食べている途中になんか管みたいの見つけた。きっしょい。

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完食。ちょっと頭皮が痒い気がしてきた。錯覚だと思いたい。

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