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外人のプリオタが初めてプリキュアカレーを食った

100人の女児にお母さんが作ったカレーと食べ比べて、100人がプリキュアの方が美味いと答えたレトルトカレー。それがプリキュアカレーだ。

日本のスーパーに行けばそこにある、きみたちにとって身近な存在だが、みなみの国では成城石井と同レベルのちょっと高いスーパーでしかみれない品だ。価額もまたプレミアムで、レトルト1でレストランのビーフカレーが食えるぐらいです。とても迂闊に手を出せない。

しかしこういう時もある。

在庫処理だ。2箱を300円、これは買わねば。パッケージがスタートゥインクルてこと一昨年に生産された商品だが、賞味期限は今年の八月まで。さすがレトルトは長持ちだ。

早速食べよう。開封したらこんな感じ。

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箱は封筒みたいにばらけるんだ。そしてシールは最推しのまどか先輩が出てくれて嬉しい。

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シールがピューンと飛びだすことがあるので気をつけよう!

加熱していきましょう。プリキュアカレーは電子レンジでも加熱できるタイプのレトルトだが、我が家は20年前から電子レンジがない生活をしてきた。なぜか?支配者が「電子レンジは人間を滅ぼす」と言って、捨てたのだ。オーソドックスにお湯に浸るしかない。

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できました。プリキュアカレーと昨晩の玄米です。支配者は「白米は人間を惰弱にする」と言うので家では常に玄米。

まずはカレーを頂こう。うん、甘くて優しい味だ。具材は絶妙に小さく切って、食べやすいけど歯ごたえがちゃんと残ってある。野菜とくにニンジンが嫌いなお子様のためにかけた工夫を感じる。これは旨い。旨いが。

((しかしこんなぬるいカレーが、お前を満足できるはずがあるまい))

僕の中に棲む激辛愛好者が辣油じみた赤黒い影を形成し、僕の肩を鉤爪を備えた手で握って、囁いた。やめろ。プリキュアカレーを冒涜するだなんて。

((アホタレが!))

グワーッ!鉤爪が僕の肩に食い込む!

((思い出せ!プリキュアは個性を否定すること今まであったか!?ない!だから己の欲望の赴く、カレーを赤く染めるべし!))

本当にいいかな……先輩、あきら先輩!僕に道をしめていくれ!

『うーん、別にいいんじゃないか?』

いいんですかい!?じゃあ遠慮なくやっていきまっせ!

キュアラモード、デコレーション!七味ッ!ナッツ入り辣油ッ!

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辛抱と、刺激を!

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レッツ・ラ・まぜまぜ!

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こうしてできました。僕のキラキラルでブレンドしたプリキュアカレー。辛抱と刺激を入れたことでさっきより旨さが40%上がったと思わなくもない。

感想:
野菜を細切れにしたところに感動した。しかし子供向けからなのか、成人男性にとって量が少ない気がする。今後も食べる機会があったらイマジネイションを高めて色々混ぜたりトッピングしたりしてみよう。

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