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読書メモ:データサイエンティストの秘密ノート 35の失敗事例と克服法

アクションを起こせないデータ分析は失敗。

読書メモです。読み終わっていない本について書く場合もあります。

アクションを起こすための分析について、基本のステップから失敗事例と克服法を解説している本です。どのようにデータ分析の目標と課題を設定して、どのように取り組むべきか考えるのに参考になります。

さらに、どのような失敗の可能性があり、どうやって克服するのか、回避するのかという事例を知ることもできます。サブタイトルには「失敗事例と克服法」とありますが、その前提として基本のフェーズ3つをそれぞれ3つにわけ、9つのステップで解説しています。

失敗というのは目的や目標に対して到達できていない状態のことです。この本で「目的」として扱っているのは「アクションを起こすこと」です。アクションを起こすために分析を行い、分析のためにデータを扱います。つまり、アクションを起こせなければ失敗です。

どの事例も、取り掛かりの時点では良かれと思ってやっているというのも大事なポイントです。例えば、「失敗事例11:依頼者のすべての要望に答えようとしたが、時間が足りない」というのは、見通しの甘さもありますが熱心な人はそうなりがちです。

熱心さが大事なのを認めた上で、「アクションを起こす」ためには本当に必要なことに集中することが大事です。失敗の原因と対策だけを解説するのではなく、何をどうとらえるべきか受け入れやすい書き方をされていると感じました。

一つずつの事例に注目して丁寧に読んでみたいです。そして何より「アクションにつながること」を実践します。


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