ドラマ日記『犬と屑』&『褒めるひと褒められるひと』&『さらば、佳き日』
桜庭陽真(倉悠貴さん)はある日、高校時代に憧れていた美女・犬飼麗香(三原羽衣さん)と再会。しかし、その夫で幼なじみの犬飼秀司(中村嶺亜)とは連絡が取れなくなってしまう、謎が謎をよぶ凄絶ラブサスペンス『犬と屑』の初回。
20代半ばにして「成功体験」が無く、自分に自信が無い“冴えない”会社員・桜庭陽真は、幼なじみ・犬飼秀司にコンプレックスを抱えていた。ある日、陽真は秀司の妻であり学生時代に憧れていた、犬飼麗香と再会する。
居酒屋シーンからスタート。陽真とその先輩男性、女性二人の4人。陽真の彼女いない歴=年齢=童貞だと明かされます。仕事も失敗続きで、土下座したエピソードも。
陽真が高校時代の回想。秀司へのコンプレックスシーンと共に、麗香とのキラキラした水撒き悪戯&透けブラ場面も。高校の時から秀司と麗香は付き合っていたけれど、秀司には浮気癖があり、麗香は我慢している様子。家庭にも問題あり。
偶然再会した陽真と麗香。陽真が秀司の名前を出した途端、麗香は気分が悪くなり。ひとまず、陽真の部屋で安静にすることにした麗香でしたが、いつのまにか寝てしまい。下着が見える麗香の寝姿に狼狽える陽真。
そんな時、警察から麗香の家に空き巣が入ったとの連絡。陽真も付き添いで家に迎い、秀司には他に女がいて、もう戻ってこないと聞かされ。ひとまず、ホテルに泊まることにした二人。道すがら麗香の知人が声を掛けてきて。逃げるように立ち去る麗香。知人からは秀司に関する不穏な言葉。そして、秀司らしい人物が血を流して倒れている映像でエンド。
次週予告では、二人でベッドに寝る陽真と麗香。下着姿で「桜庭、私と寝て」という麗香の姿も。秀司は何らかの理由で亡くなっていて、精神的に不安定な麗香が、高校時代から安心できる存在だった陽真を頼ってくる展開かな。まずまず面白い作品。
会社総務部を舞台に、“褒めるひと=先輩・坂東(川崎鷹也さん)”と“褒められるひと=市川詠子25歳(森川葵さん)”が織りなす不思議とクセになる、ほっこり日常系お仕事ドラマ『褒めるひと褒められるひと』の初回。
市川さんは総務部勤務の25歳。きっちり仕事をしても評価されないが、ある日ちょっとした失敗をしてひどく怒られる。落胆した彼女は「ほめられたい」とつぶやくが、偶然それを聞いた先輩の坂東さん(川崎鷹也)が彼女を元気づけようと、クセが強いほめ言葉を連発し始める。
花形の企画部に比べると、総務部は地味な「縁の下」。なんでも屋のように思っている他部署からの雑用に振り回される市川。できて当り前、ミスがあれば即クレーム。ついついオフィースの片隅で「褒められたい」と言ってしまい。それを聞いてしまった坂東。
坂東に飲みに誘われた市川(ビールジョッキでかい!)。そこで坂東は市川を元気づけようと「象のような目の輝き」「忍者的な仕事ぶり」「神の手ならぬ孫の手」と、褒められているのか微妙な言い回し。本人はいたって本気というところが可笑しみであり、このドラマの特徴なのかな。川崎さんってドラマは初めてのようですが達者です。星野源さん系かな。
脇を固めるのも、野呂佳代・清水ミチコ・正名僕蔵・濱田マリ・伊武雅刀(敬称略)と個性派揃いですから、今後も面白くなりそう。月曜日から木曜日まで、1話15分なのであっという間です。
絵本の出版社に勤務している桂一(鈴木仁さん)と、保育園で保育士として働く晃(山下美月さん)。新婚夫婦として、ある地方都市で新しい生活をスタートさせた2人にはある大きな秘密があった『さらば、佳き日』の初回。
絵本の出版社に勤務しているドジで情けない桂一と、保育士として働く頼りがいがある晃。“新婚夫婦”として新生活をスタートさせた2人には誰にも言えない秘密があった…。2人は兄妹なのである。時は6年前に遡る。
物語は二人が新居に引っ越してきて“新婚”生活をするところからスタート。圭一が晃にキスしようとするも、照れなのか避けられてしまい。この段階では、二人が一線を越えたのか、まだなのか、あるいは日が浅いのかは不明。
続いて6年前に遡り、高校生の晃が圭一にブラコン以上の感情、異性として意識し、自分が「普通じゃない」のではないかと悩む展開。圭一が初めて連れてきた女友達・岡田敦子(高月彩良さん)に嫉妬したり、思わず「大好きだよ」と言ってしまったり。
再び現在のシーン。どうやら毒親らしい母・奈緒美(小沢真珠さん)から圭一に電話が。「恥を知りなさい」と怒号。かつて母が言った「いつかもっと好きな人が現れる」という言葉。しかし、晃は今でも圭一が好きでした。
禁断ものではありますが、上質なラブストーリーに仕上がっていました。まだまだいける山下さんの女子高生姿、ドジながら色気を感じさせる鈴木さんとか、あとは安定の小沢劇場(笑)。
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