幸せな結末(仮)…今週の『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第3週「1942-1943」。「情けは人のためならず」…安子(上白石さん)の心遣いが、稔(松村北斗さん)との結婚を引き寄せました。

初代ヒロインの安子の思い人・稔が、春休みで帰郷した月曜日。銀行の頭取の娘との見合い話を持ち出された稔が、「僕には、心に決めた人がいます」とキッパリ。でもちょっと青い感じは否めない。直後、安子の店に稔宅から菓子の注文が来るのですが、これは罠。

稔の母・美都里(YOUさん)から、「稔に近づくな」と安子が言い渡された火曜日。事情を知った稔が母に激怒するも、父・千吉(段田安則さん)の正論に撃沈。別れを告げるべきか逡巡していた稔に、自ら身を引いた安子が切ない。直後の『あさイチ』では、国民に謝罪したゲストのYOUさんでした。

安子の兄・算太(濱田岳さん)をはじめ、若い男たちが次々に徴兵されていく水曜日。稔の縁談を知った勇(村上虹郎さん)は激高。馬乗りになって兄を殴るも、稔は「もう、どうだっていいんじゃ」と諦観し、気力を失っている様子。そんな中、ついに学徒出陣の報が…。

「家のための結婚は、わしがする」と千吉に勇が直談判した木曜日。安子に「幸せになれ」と言い残した杵太郎(大和田伸也さん)や、金太(甲本雅裕さん)と千吉の名演が沁みました。貴重なお汁粉を、見ず知らずの客に振舞った安子の気遣いは、きっと千吉に届いたでしょう。

稔が銀行頭取の娘との祝言のために帰郷した金曜日。駅まで迎えに来た千吉が引き合わせたのは安子。彼女の人柄を認めて、稔と結婚させるというサプライズ。英語でプロポーズするかと思いましたが、日本語でしたね。

最後まで抵抗するかと思われた美都里もあっさり籠絡。簡素な結婚式を挙げてからの幸せなひと時。子供の名前を考えているという稔ですが、これがどういうタイミングで明らかになるのか。来週は辛い週になりそうです。


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