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ドラマ日記『ハコビヤ』&『新空港占拠』(初回)

fとある街で洋食屋を営む白鳥剣(田辺誠一さん)には、「運び屋」としてのもう一つの顔があった。「もの」や「ひと」を運ぶことによって生まれる、笑いや悲しみ、切なさや温かさを伝える新たなヒューマンドラマ『ハコビヤ』の初回。

白鳥剣が営む洋食屋に、バイトで雇ってほしいと天野杏奈(影山優佳さん)がやってくる。ある日、平野壮馬(戸塚純貴さん)がギターと楽譜を元相方の一ノ瀬奏太(山口大地さん)に運んでほしいという、届け先不明の依頼が運び屋に舞い込む。

「運び屋」というと、危険とか泥臭いイメージがありますが、本作は「ハコビヤ」。洋食屋の店内もオシャレですし、オープニングもスタイリッシュ。すっかり渋オジになった田辺さんも安定の演技。影山さんは初見ですが、こちらも悪くない。

初回ゲストに若手演技派の戸塚さんを持ってきたのも大正解。政池洋佑さんの隙のない脚本も相まって、感動の初回となりました。深夜ドラマとしてはかなりの完成度。日産全面協力が前面に出ているのはご愛敬としておきましょう。

白鳥の前職がなんだったのか(刑事あるいは探偵)、杏奈にも含むところがあるようで、徐々に明らかにされていくのでしょう。

面で顔を隠した武装集団により、再び大規模な占拠事件が発生。巻き込まれたのは複数の人質と、あの男・武蔵三郎(櫻井翔さん)。次々と迫りくる新たな難敵に立ち向かう、タイムリミットバトルサスペンス『新空港占拠』の初回。

あの病院占拠事件から1年、神奈川県警捜査一課の武蔵三郎に再び“最悪の1日”がやってくる!念願の開港式を迎えた『かながわ新空港』を、突如、獣の面をかぶった武装集団が占拠!またもや事件に巻き込まれた武蔵。

武蔵のお決まりの「嘘だろう!」含め、フォーマットは前回を踏襲。犯人側の鬼だった面が、干支の十二支に由来する獣面になっていましたが、初回で二人死亡した模様。前回、意味ありげな言葉を残した駿河紗季(宮本茉由さん)が、犯人側の一人と判明。

武蔵の兄・健一の存在など新たな要素も加わり、考察ドラマとしての仕掛けもたっぷりといったところ。時間に余裕があればどうぞ。


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