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ドラマ日記『いちばんすきな花』(初回)

年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す、見る者の心を静かに揺さぶる新たな時代の“友情”の物語。同時にそれは、“恋愛”も“友情”も全部含めた“愛”の物語『いちばんすきな花』の初回。

ある日、佐藤紅葉(神尾楓珠さん)はとある家を訪ねると、出てきたのは春木椿(松下洸平さん)。紅葉が訪ねた人はすでに引っ越しており、椿が住んでいたのだ。そこに、潮ゆくえ(多部未華子さん)と深雪夜々(今田美桜さん)も訪れ、年齢も性別も環境も異なる4人の男女が顔を合わせ…。

昨年、本作と同じ放送枠で社会現象を巻き起こした『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本家の生方美久さんが再びタッグを組んだ今期一番の話題作。多部さん、松下さん、神尾さん、今田さん4人のクアトロ主演という新たな挑戦がどう転ぶのか。

色々盛り込む昨今のドラマとは違い、『silent』は余白が生む抒情性が逆に新鮮で、そこに主題歌のOfficial髭男dism「Subtitle」が流れ込んできて、視聴者の心を大きく揺さぶったと思うのですが、今回はいかに。

親友だった赤田鼓太郎(仲野太賀さん)の婚約者から、二人で会うことを禁じられ失恋同然となったゆくえ。結婚直前に小岩井純恋(臼田あさ美さん)をその男友達に持っていかれた椿。

友達だと思っていた同僚の相良大貴(泉澤祐希さん)に、異性関係を求められた夜々。薄っぺらい友達はたくさんいるも、誰からも求められていないと感じていた紅葉。

4人がいきなり一堂に集う展開は驚きましたし、やや強引ではありますが、そこはドラマですので良しとして、生方さんが尊敬する坂元裕二さんの『カルテット』味があるなと、ここは好意的にみています。カラオケ店が同じだというTwitter情報もありました。

やはり4人主演ということで情報量が多く、『silent』に比べると咀嚼するのに時間がかかり、初回で掴みはOKとはならなかったようですが、視聴継続していけば面白さが深まるのではないのかなと。『カルテット』がそうであっったように。

余談:自分の親しい友人は元カノだったりするわけですが、昔つきあった女性に、二人で会うのは止めて欲しいといわれたことがあったなと。「男女の間に友情は成立するか?」考え方は十人十色ですね。


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