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歌子の恋と沖縄移住…今週の『ちむどんどん』

今更ですが、下書きのまま埋もれていましたので、UPします。『ちむどん』以外に余談が2つあります。

復帰前の沖縄で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(稲垣来泉さん→黒島結菜さん)が、やがて沖縄料理の店を開くことになる朝ドラ『ちむどんどん』の第24週「ゆし豆腐のセレナーデ」。

暢子と和彦(宮沢氷魚さん)の息子・健彦(三田一颯さん)が生まれてから4年が経った月曜日。「ちむどんどん」は繁盛を続け、賢秀(竜星涼さん)と結婚した清恵(佐津川愛美さん)は妊娠中。さらに、比嘉家の借金は賢秀の仕送りによって完済、と本作批判の出発点の問題が一気にクリア(笑)。

一方、里帰りした暢子たち。シークワーサーの実を健彦が取るシーンで、和彦の亡父・史彦(戸次重幸さん)がまたまた回想シーンで登場。史彦の「いつか、暢子ちゃんが大きくなって、もう一度考えてみるといい。この村が本当につまらないかどうか」の言葉が今後の伏線になるのでしょう。

史彦といえば、学校での特別授業での言葉「思い出はそれぞれに違います。その違いを知って、考える。互いを尊重してください。その先にだけ幸せな未来が待っていると、私はそう思っています」も、重子(鈴木保奈美さん)とのエピソード時の伏線になってましたね。結構、重要キャラでした。

引き続き暢子たちの里帰りが描かれた火曜日。和彦も暢子も沖縄移住フラグ。一方、山に出かけた歌子(上白石萌歌さん)と智(前田公輝さん)。智が足を滑らせ痛め、山小屋で休むことに。

将来を悲観する歌子に、告白寸前まで言った智でしたが、停電。言葉すっ飛ばしてキス寸前の二人でしたが、タイミング悪く善一(山路和弘さん)が二人を発見。何をしようとしてたのか察した善一は反省(笑)。この日の『あさイチ』ゲストは前田さんでした。

歌子の智への想いを優子(仲間由紀恵さん)が受け止めた水曜日。それを聞いていた和彦は、智を海辺に誘い。歌子に想いを伝えるよう促す和彦は、沖縄相撲勝負を提案。賢秀のアドバイスもあり引き分けに。

比嘉家で宴が開かれた夜。やっと現れた智に、空気の読めない暢子が頼んでおいたゆし豆腐を持参していないことを咎め。温厚な博夫(山田裕貴さん)がついに「おとなしくしてくれない!」と怒鳴り。やっと悟った暢子(笑)。

再び公開処刑になりそうな智に、歌で歌子がアシストした木曜日。無事、智は告白。歌子もそれを受け入れ、抱き合おうとするところに、暢子が割って入るという…空気の読めなさ=笑いと捉えている演出。

一方、和彦からの沖縄移住の提案を受け入れ、優子に報告した暢子。東京の店をどうするかもですが、矢作(井之脇海さん)のことも忘れないで。この日の『あさイチ』には、『おはよう日本』時代の「朝ドラ送り」で知られた高瀬耕造アナが登場。3人で朝ドラ受けしました。

2か月が経ち、暢子たちの送別会が行われた金曜日。「ちむどんどん」は矢作が引き継ぐことに。一方、会に来なかった房子(原田美枝子さん)に会いに行った暢子は、謎のペペロンチーノ対決。勝敗はうやむやながら、餞の言葉をもらいました。

余談①NHKの新番組『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』の初回を視聴。ZARD坂井泉水さんの貴重な映像と関係者へのインタビューで、ベールに包まれた彼女の素顔が明かされ、取材した女優の河村花さん自身が坂井さんを演じるパートも。「NHKプラス」で視聴できます。

余談②NHKのドキュメンタリー番組『映像の世紀バタフライエフェクト』。今回は「ひとつの友情がアメリカを変えた」と題して、黒人と日系人の二人の連邦議員の奇跡のような話。

第二次大戦中の米国における「日系人強制収容」から始まった物語。強制収容で日系人の親友を失った黒人ロン・デルムス。日系人への差別を跳ね返そうと苛酷な戦場に志願し、右腕を失ったダニエル・イノウエ。さまざまな局面を経て、南アのアパルトヘイト撤廃に結実するラストに感動。

政治家は言葉が大事だなと、あらためて。「NHKプラス」で視聴できます。



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