ドラマ日記『武士スタント逢坂くん!』(初回)

江戸時代の人気春画師・逢坂総司郎(濱田崇裕さん)が現代にタイムスリップ。マンガ家・宮上祐樹(今井隆文さん)のアシスタントになるコメディ『武士スタント逢坂くん!』の初回。なかなか本気なドラマでした。

漫画家・宮上裕樹は締切寸前、ピンチに襲われていた。チーフアシスタントの緋村(森本慎太郎さん)は宮上の顔色を伺い、アシスタントの瀬戸(長井短さん)は、スマホで写真を撮る。ピンチの原因…それは、全裸亀甲縛り状態の武士・逢坂総司郎が突然、部屋に現れたのだった。

冒頭から、本気の亀甲縛りな逢坂のインパクトが大。江戸時代パートでは、春画を描いた罪で斬首されそうになる逢坂が、意外にシリアスタッチ。高嶋政宏さんは、打ち首を命じる大名役を、やや過剰気味に怪演。

一方、エロ漫画が自由な現在日本に感動する逢坂の姿が、江戸パートの比較でなかなか深い。エロの後には、編集者役の久保田紗友さんが一輪の花のごとく美しい。しかし、その目の前で、彼女を模した春画を描き始める件が最高(笑)。「シンドラ枠」史上、最も面白い作品になりそうです。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?