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ドラマ日記 『ビリオン×スクール』(初回)&『笑うマトリョーシカ』(第2話)

日本を代表する財閥系グループのCEOであり、“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田涼介さん)が身分を隠して高校の教師となり、様々な問題に直面しながら、生徒と共に成長していく様を描く学園コメディ『ビリオン×スクール』の初回。

加賀美零は、日本最大の財閥グループ企業『加賀美グループ』のCEOで億万長者=ビリオネア。そんな加賀美は、有能な秘書兼ボディガードの芹沢一花(木南晴夏さん)とともに、身分を隠して進学校である私立絵都学園に教師として赴任する。目的は超高精度の教育用AIプログラムの開発だった。

学園ドラマということで、毎回一人の生徒がフィーチャーされる構成となるのでしょう。初回は、家計を支える為にバイト続きで成績が下がった西谷が取り上げられ、研音の水沢林太郎さんが演じていました。加賀美が財力を使って転居させ、問題解決。

俺様キャラは山田さんの得意とするところですが、むしろ加賀美を突っ込む役の芹沢のキャラを木南さんが的確に演じていて、さすがだなと。父の治(市村正親さん)に頭が上がらない加賀美とは対照的に、治からも信頼を得ている様子の芹沢。子供の頃から加賀美を知っているようなので、その辺りも今後の展開に反映されていくのでしょう。

山田さんの本格的なアクションシーンも見応えがありましたし、『探偵学園Q』の山田さんと神木隆之介さん、志田未来さんの再共演は、見ていた世代には嬉しいキャスティング。

個人的には、MEGUMIさんと木南さんの『おいハンサム!!』母娘コンビの再共演がツボでした。後は、山田さんと木南さん、山田さんと水沢さんの身長差が目を引きましたね。以前はどうだったか覚えてませんが、そういうところに、今後はいらない配慮はしないんだなと。

抜群の人気を誇る若き政治家・清家一郎(櫻井翔さん)と有能な秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二さん)。得体の知れない不気味さに気付いた新聞記者・道上香苗(水川あさみさん)が、彼らを取り巻く黒い闇に迫るヒューマン政治サスペンス『笑うマトリョーシカ』の第2話。

記者・道上は、秘書・鈴木が道上の父(渡辺いっけいさん)が死んだ事故を仕組み、清家を裏で操っている?と疑う。清家と鈴木の恩師・武智議員(小木茂光さん)が17年前に交通事故死したことにより清家が初出馬、初当選できたと知り、それも鈴木の仕業かとますます疑惑を深めていく。

サスペンスとしてはまだ序盤の第2話ですので、まだまだ大風呂敷を広げる段階ということで、黒幕と思われた鈴木とは別に、清家の著書に出てくる元恋人の美恵子(田辺桃子さん)が登場。清家が武智の地盤を引き継いだ「27歳」という年齢は、美恵子との出会いによって強く意識されたとすれば…。

清家の同級生で、後援会長でもある佐々木光一(渡辺大さん)に電話をかけていた謎の女(高岡早紀さん)が美恵子なのだとしたら、その後に道上が清家から取材拒否されたのも、二人が今もつながっていると考えたらいいのか。

田辺さんは前クールのラブコメ『お迎え渋谷くん』の保育士役に続く連投。今回のようなダークな一面がありそうな役も得意なので、今後が楽しみです。

余談①:不倫&BLドラマは、基本的にお腹一杯なのですが、松本まりかさん主演の『夫の家庭を壊すまで』は、単なる不倫ではなく、夫が別家庭を持っていたという設定が新しいのと、松本さんの演技力で見せてくれます。

余談②:姉妹バトル不倫ドラマも時々ありますが、吉谷彩子さんと浅川梨奈さん共演の『どうか私より不幸でいて下さい』が始まりました。ビズリーチのCMでお馴染みの古谷さんも、ドラマ同様に今年結婚したばかりでタイムリー。

余談③:TVerで配信中の『ドランク塚地のふらっと立ち食いそば』。特大海老天が美味しそうでした。今朝は血圧も安定しているので、お昼は蕎麦にしようかな。

余談④:昨夜の宮藤官九郎さんによるドラマ『新宿野戦病院』。朝ドラ『あまちゃん』のゆいちゃん(橋本愛さん)が、もしあの時上京していたら、歌舞伎町で120分15万円のSM嬢だったかも、というクドカン脚本が容赦なし(笑)。『紅白歌合戦』バージョンをまた見よう。




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