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ドラマ日記『肝臓を奪われた妻』(初回)

理想の人と結ばれ、幸せな結婚生活を送るはずだった北山優香(井原六花さん)。しかし、夫・中村光星(桐山漣さん)の隠された本当の目的は、“妻の肝臓を病気の母(櫻井淳子さん)に提供させる”ことだった。肝臓を奪われ、夫にも裏切られた主人公の復讐劇『肝臓を奪われた妻』の初回。

母親に女手一つで育てられた北山優香。穏やかで心優しい女性に育った優香は、自分と似た境遇で育ち、家族想いの光星と運命的に出会う。母親が息を引き取り、天涯孤独になってしまった優香。「ずっと一緒にいよう」という光星の言葉を信じ、2人は結婚する。

『マイ・セカンド・アオハル』や朝ドラ『ブギウギ』で主要キャストを務めた井原さんが、『どんぶり委員長』(2020年)以来の連ドラ主演。前回はコメディでしたが、今回は毎クール登場する復讐ものに挑戦。

財閥企業「安藤グループ」の娘・るり子(水崎綾女さん)をすでに妊娠させ、結婚してその傘下に入ろうとしていた光星は、計画的に優香に近づき、あくまで本人の意思で移植に同意させることに成功。なお、優香に離婚を迫るなど、母と妹(加藤千尋さん)とるり子もグルでした。

手術直後、傷もまだ生々しい状態で、優香に性行為を迫る光星。ゲスぶりを描くためでもありますが、そのことで優香は息子となる結人(近江晃成さん)を妊娠、出産。しかし、結果的に追い込まれ、死を覚悟した時に手を差し伸べてくれたのが、花屋の田代春美(猫背椿さん)でした。

5年後、偶然光星と再会した優香は、彼が亡母のこともドナーとして狙っていたことを知り、復讐を誓ったところで初回終了。冒頭、バスローブ姿の優香が、ホテルのベッドの男性に覆いかぶさろうとするシーンがあったので、色仕掛け含めた手段で、一人ずつ復讐していくのでしょう。

ワンシーンだけ出てきた、花屋が入るビルのオーナー・小栗健(戸塚純貴さん)と、春美は裏表がなさそうで、味方かな。ローンウルフ型の復讐劇だと、ちょっと見ていて辛いですし、自滅しそうですが、本作は最後に救いがありそう。

余談:NHK『ドキュメント72時間 国道4号線 ドライブインは眠らない』。今回は飯テロ要素もあり。終盤のシングルマザーのエピソードに、人情噺的な感動もあり。


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