ドラマ日記『一橋桐子の犯罪日記』(第3話)『ジャパニーズスタイル』(初回)
孤独死を心配する年金とバイト暮らしの一橋桐子(松坂慶子さん)が、終の棲家を刑務所に設定し、捕まる道を模索する終活青春グラフィティ『一橋桐子の犯罪日記』の第3話。
桐子は、更なる犯罪として「結婚詐欺」を選択。女性のためのセミナー=結婚詐欺講座の受講を機に、シニア婚活パーティーへと向かう。そのセミナー講師は、憧れの三笠(草刈正雄さん)からお金を搾り取った、小池ゆかり(木村多江さん)だった。
ゆかりの指南を受け、婚活バスツアーに参加した桐子は、福森(長谷川初範さん)と出会い、カップル成立。初デートでお金に困っていることを話すと、福森が工面してくれるといい。しかし、福森の写真を見せられたゆかりの表情が一変。
「用意が出来た」という福森のメールに、ひょっとしたらプロポーズされるかもと、ムショ活と結婚の間で揺れる桐子。しかし、待ち合わせの場所にゆかりも現れて。実は福森はゆかりの元フィアンセ。二人は今も想い合っていることがわかり、桐子は蚊帳の外に(笑)。
一方、父親と進路の件で口論となった雪菜(長澤樹さん)は、桐子のところへやってきて、最後の手段として自身の誘拐を提案。次回こそは本格的な犯罪になるのでしょうか。
温泉旅館の三代目の父親に反発し家を飛び出し、10年ぶりに帰宅した柿丘哲郎(仲野太賀さん)が、クセのある猛者たちに翻弄されながらも、持ち前のクズっぷりを見せるノンストップ群像劇『ジャパニーズスタイル』の初回。
旅館の後継を拒み、家を飛び出したドラ息子・哲郎。父親が病で入院したことを聞き、10年ぶりに実家の旅館「虹の屋」を訪れる。しかし、久しぶりの実家に見知った顔はほとんどなく、流しのフラメンコダンサー・ルーシー(市川実日子さん)など、クセのある従業員ばかり。
『俺の話は長い』の脚本家・金子茂樹さんの新作。観客を入れてのほぼ一発撮りスタイルで、舞台を見ているような、あるいは新喜劇を見ているようなテイスト。
実家に帰ってきたものの、父親の「敷居を跨がせるな」の命を受け、仲居頭の桃代(檀れいさん)らが鉄壁のディフェンス。哲郎はついには泣き始めて…という展開。 血まみれの石崎ひゅーいさんのインパクト大。