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ドラマ日記『霊媒探偵・城塚翡翠』&『青春シンデレラ』(初回)

霊が視えるヒロイン・城塚翡翠(清原果耶さん)が、霊視によって事件の犯人を特定し、「霊媒探偵」として犯人に向き合っていく異色の探偵ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』の初回。

犯人が視える“霊媒師”城塚翡翠は、奇妙な夢に悩まされる女性・結花(田辺桃子さん)の身に危険が迫っていることを予言するが、結花は死体となって発見されてしまう……。

一話完結のエピソードがありつつ、連続殺人犯“透明な悪魔”の存在が時折描かれ、最終的に対決するという『アンナチュラル』な構成になるようです。「霊能力者」ではなく、イタコのような「霊媒」というのがポイントで、毎話の見せ所、清原さんがさすがの演技力で見せます。

手の込んだ美しい映像で、作品の世界観が上手く出せている印象。タワマン暮らしのお嬢様でもある翡翠の家の美術セットなども安っぽくなく、日曜夜10時半枠としては、かなり力が入ってますね。

『鎌倉殿の13人』では癒しキャラ・北条時房役の瀬戸康史さんが、推理作家・香月役をシャープに演じています。実は完璧ではなかった翡翠が、香月に「先生」と呼ぶところが、『透明なゆりかご』を彷彿とさせてツボ。タイトルだけで、なんとなく避けている人にもおすすめ。

高校時代、初恋相手にフラれた紫苑(久間田琳加さん)が、完全イメチェンして29歳となった12年前にタイムスリップ。その2度目の高校生活を描く『青春シンデレラ』の初回。

見た目が地味な高校生・紫苑は、17歳のとき同級生の長谷川(本田響矢さん)に恋をした。その思いを長谷川に伝える紫苑だったが、「告白するなら外見くらい何とかしろよ」と切り捨てられ、紫苑の初恋は砕け散った。

ビューティーコンサルタントとなり洗練された29歳の紫苑でしたが、高校時代の長谷川らとの写真を破った瞬間、高校時代にタイムスリップ。当時のままのダサい恰好に驚いた紫苑は、母親のメーク道具を借りて変身。

紫苑が登校すると、見たことのない美少女に周囲は色めき立ち。親友の美月(水谷果穂さん)ですが、すぐにはわからなかったのに、長谷川だけが「本人じゃん」と見抜き。さらに「恰好が変なだけで、元々可愛い方だよ」と。つまり、長谷川は振ったのではなく、むしろ好意を持っていた、ってこと?

これは結構面白いかも。久間田さんは『マリーミー!』も全話見ましたし、とりあえず次回も視聴決定。


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