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ドラマ日記

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日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
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2022年11月の記事一覧

新ドラマ『夕暮れに手をつなぐ』『オトサツ』『ヒロシ戦記』『あたおと』他。

新ドラマの記事の際は、前フリ二段+本記事で定型化しているのですが、12月はすぐそこ!ということで、来年のドラマ情報が大渋滞してますので、前フリなしで8作品をお伝えします(単なる手抜き)。 TBS火曜10時枠は広瀬すずさん主演、永瀬廉さん(King & Prince)が共演する『夕暮れに、手をつなぐ』。脚本は『愛していると言ってくれ』『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』の大御所・北川悦吏子さん。近年は、朝ドラ『半分、青い。』『ウチカレ』など賛否があるので、今回は!?

ドラマ日記『ファーストペンギン!』(第8話)

漁業の世界に飛び込んだシングルマザー・和佳(奈緒さん)と、彼女と共に改革の荒波に漕ぎだした漁師たちの“奇跡の実話(坪内知佳さん)”をモデルにした、リアル・サクセスストーリー『ファーストペンギン!』の第8話。 船の転覆事故をきっかけに漁師たちが去って行き、片岡(堤真一さん)と小森(北川尚弥さん)ら数人だけが残された「さんし船団丸」。和佳は皆を呼び戻しに行こうと提案するが、片岡は断固拒否。 和佳は水産フェアで講演をし、好感触。元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間(小西遼生

ドラマ日記『拾われた男』(第7話)

俳優になりたいという夢だけあった男・松戸諭(仲野太賀さん)が、人に“拾われる”力を手に俳優道を駆け上がり、かつて“捨てた”兄・武志(草彅剛さん)を救いにアメリカに飛ぶヒューマン・コメディ『拾われた男』の第7話。 兄・武志が脳卒中で倒れたという知らせを受けて渡米し、15年ぶりに再会を果たす諭。多国籍な仲間に囲まれてレストランで働いていたという自分の知らない兄の姿に困惑しつつ、兄が不法滞在の身で医療費も高額だという現実にがく然とする。そこへ「バグ・レディ」と呼ばれる謎の女性が現

新ドラマ 『100万回 言えばよかった』&『リエゾン』&『機捜235』

大河ドラマと朝ドラの主人公と言えば、俳優や女優にとって、一生に一度は演じてみたい、しかし実現できる人は一握りという大役。そんな大河と朝ドラの両方に主演した人が少数ながらいます。 一人目は松嶋菜々子さん。朝ドラ『ひまわり』と大河『利家とまつ』。二人目は宮﨑あおいさんで、朝ドラ『純情きらり』と大河『篤姫』。三人目が井上真央さん。朝ドラ『おひさま』と大河『花燃ゆ』。最後は吉高由里子さんで、朝ドラ『花子とアン』と再来年の大河『光る君へ』です。 そんな井上さんは、近年出演作が少な目

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第44話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第44話「審判の日」。 右大臣に叙されることとなった源実朝(柿澤勇人さん)。政子(小池栄子さん)が、息子の栄達を喜ぶ中、鎌倉殿への野心に萌える公暁(寛一郎さん)は三浦義村(山本耕史さん)のもとを訪れ、密談を交わす。 「審判の日」というサブタイトルから、実朝暗殺が実行される回かと予想していましたがハ

座学課程をクリア!…今週の『舞いあがれ!』

東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第8週「いざ、航空学校へ!」。 舞が航空学校に合格した月曜日。脚本家が、メインの桑原亮子さんから嶋田うれ葉さんにバトンタッチ。ストーリーも演出も今までの作風とガラリと変わり、舞がドジっ子キャラに。制作側の狙いがあってのことでしょうが、改めてドラマにおける脚本の重要性を再確認。 今期一番の話題作

連ドラにおける“恋愛要素”問題

朝ドラ『舞いあがれ!』は第8週に入り、脚本家がメインの桑原亮子さんから嶋田うれ葉さんに一旦バトンタッチ。作風の違いにネット民がざわつく中、「恋愛要素(ラブコメ)はいらない」という声もチラホラ。 ドラマの種類は多種多様で、「恋愛要素」薄めの刑事・医療ものから、「恋愛要素」が主となるラブストーリーまでさまざま。さらに、作品ごとにその濃度も違いますが、近年はこの「恋愛要素はいらない」という意見をよく見かけるようになりました。 記憶に残るのは『コード・ブルー』のシーズン3(201

ドラマ『silent』と聖地巡礼

近年、日本でもよく使われる「聖地巡礼」という言葉。コトバンクによれば「宗教において重要な意味を持つ場所(聖地)に信者が赴くこと。転じて、映画・小説・マンガ・アニメや、バイク・鉄道・著名人などに縁の深い場所を聖地と称し、それらの愛好者が訪れることを指す」とのこと。 個人的な「聖地巡礼」の例。本来の宗教的な意味でいえば「四国八十八箇所巡礼お遍路」をしたことがあります。転じた意味では、マンガ・アニメ『3月のライオン』の舞台となった東京・京都・大阪を巡りましたし、朝ドラ『あまちゃん

『舞いあがれ!』柏木の「とんがり帽」から脱線してみた件

朝ドラ『舞いあがれ!』第38回では、舞(福原遥さん)の提案したクリスマスパーティーに、当初はツンツンしていた柏木(目黒蓮さん)が渋々参加するも、いつの間にか「とんがり帽子(三角帽子)」を被って、初めてのお好み焼きを食べてデレる展開(Twitterで「#舞いあがれ絵」で検索参照)。 このクリスマスに「とんがり帽」を被るというシーンは、これまでいくつものドラマで見てきた気がしますが、なかなか思い出せず。自宅でパーティーの場面だったり、12月の合コンシーンだったり、忘年会で酔っぱ

ドラマ日記『ファーストペンギン!』(第7話)

漁業の世界に飛び込んだシングルマザー・和佳(奈緒さん)と、彼女と共に改革の荒波に漕ぎだした漁師たちの“奇跡の実話(坪内知佳さん)”をモデルにした、リアル・サクセスストーリー『ファーストペンギン!』の第7話。 農林水産省・溝口(松本若菜さん)からの打診により、6次産業化推進のため動くことを決めた和佳。地道な講演活動が、日本の漁業を変えていくかもしれない。タイミングを同じくして、さんし船団丸には3人の新人が! 忙しい和佳に替わって新人の教育係を申し出た片岡(堤真一さん)でした

新ドラマ『罠の戦争』&『忍者に結婚は難しい』&『大病院占拠』

SMAPのメンバーの中で最も演技力を評価されていると言えば、草彅剛さんでしょう。フジテレビの『おいしい関係』(1996年)を経て、フジ系列の関西テレビ制作『いいひと』(1997年)で連ドラ初主演。 以降、カンテレとの縁が深く、傑作『僕の生きる道』(2003年)などの僕シリーズや、『銭の戦争』(2015年)などの戦争(復讐)シリーズに主演。しかし、SMAP解散と事務所退所後は、民放連ドラへの出演はなく。 そんな草彅さんが、来年一月期の『罠の戦争』でついに民放連ドラ主演に復帰

『エルピス-希望、あるいは災い―』(第4話)

エースの座から転落した女子アナ・浅川恵那(長澤まさみさん)と、彼女に共鳴した仲間たちが、連続殺人で死刑が確定した男・松本良夫(片岡正二郎さん)の冤罪事件を追う中で、自分の価値を取り戻していく社会派エンターテイメント『エルピス-希望、あるいは災い―』の第4話。 恵那の画策により、被害者遺族ら事件関係者にインタビューした映像が『フライデーボンボン』で放送された。恵那の“奇襲”に、村井喬一(岡部たかし)たちスタッフは呆然。オンエア後、特集への反響は想像以上に大きなものとなっていく

新たな道への第一歩…今週の『舞いあがれ!』

東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第7週「パイロットになりたい!」。 舞が、父・浩太(高橋克典さん)と母・めぐみ(永作博美さん)に、旅客機のパイロットという新たな夢を打ち明けた月曜日。大学中退して航空学校に入りたいという舞に、卒業はして欲しいとめぐみは諭すも、舞は母も中退していると反発。兄・悠人(横山裕さん)は「遅れてきた反抗期

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第43話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第43話「資格と死角」。 修行を終えた公暁(寛一郎さん)が帰還。その胸には鎌倉殿となることへの強い意志を宿しており、乳母夫である三浦義村(山本耕史さん)と共謀する。一方、義時と実衣(宮澤エマさん)も実朝(柿澤勇人さん)の言動に不満を抱き、思案を巡らせていた。 毎回面白く、ますます情報量が多くなって