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女優ノート

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気になる女優さんの出演作についての覚え書きです。
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#あまちゃん

女優ノート「大方斐紗子さん」

今朝の『おかえりモネ』に、朝ドラ常連の大方斐紗子(おおかた ひさこ、82歳)さんが登場。ヒロイン(清原果耶さん)に電話をかけてくる長野県の高齢女性という役で、緊迫した回ではありましたが、不思議に和ませてくれました。 大方さんは、劇団俳優座付属養成所を卒業後、劇団青年座の舞台女優としてスタート。宮崎駿監督も携わった、高畑勲監督の初長編アニメ映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)では主人公・ホルスの声を担当しました。 朝ドラは、これまで『はね駒』(1986年)『あま

女優ノート『徳永えりさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『推しの王子様』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』に出演する徳永えりさん。フラーム所属。 1988年生まれは女優の当たり年とか、黄金世代などと言われます。新垣結衣・戸田恵梨香・吉高由里子・榮倉奈々・大島優子・黒木メイサ・高梨臨・ 佐津川愛美・堀北真希・明日花キララ(ここまで敬称略)と人気女優がズラリ。徳永さんもその一人。 雑誌「ピチレモン」の専属モデルからスタートし、ドラマ『放課後。』(2

女優ノート『安藤玉恵さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』に出演する安藤玉恵さん。 独特の存在感と高い演技力を持った女優を、「個性派女優」などと言ったりします。亡くなった樹木希林さんをはじめ、江口のりこさん・片桐はいりさん・室井滋さん、安藤サクラさんもそう呼ばれていました。安藤玉恵さんもその一人。 東京の有名なとんかつ屋さん「どん平」の家に生まれた安藤さん。外交官を目指し、上智大学外国語学部に進学するも挫

女優ノート『松岡茉優さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』に出演する松岡茉優さん。 子役出身の松岡さん。『おはスタ』のおはガールとして活躍した後(2008年-2010年)、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)で一躍注目を集め、朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で全国区の知名度を得て、その年の『紅白歌合戦』にも出場。 その後、ドラマと並行して、『勝手にふるえてろ』(2017年)で映画初主演。カンヌ国際映画祭最高賞

邦画を支えた「伊丹作品」と夏ばっぱ

日本映画の最盛期は1958年。観客動員数は、のべ11億人越え(近年の7倍)で、黒澤明監督の『羅生門』をはじめ、邦画が次々と国際映画祭で受賞を果たしたのも1950年代。 テレビの普及などの影響もあり、日本映画は低迷期を迎え、1985年には洋画のシェアが邦画を抜き、それは実に2006年まで続きました。実際、1980年代のデートムービーとは言えば洋画で、邦画は「ダサい」という風潮すらあり、ファンは悔しい思いをしていたものです。 そんな低迷期を支えたものとして、角川春樹さん時代の

女優ノート『有村架純さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はドラマ『姉ちゃんの恋人』に主演している有村架純さん。 朝ドラヒロインを務め、『紅白歌合戦』の司会も2度務めるなど、今や国民的女優の有村さん。デビューから10年の間には、スキャンダルもありましたが、今やそれも小さなことに感じるほどの大活躍。 まずはデビュー間もない2011年。有村さんの映画デビュー作となる『阪急電車 片道15分の奇跡』。関西の阪急電車沿線を舞台にした、ハートフルな群像劇。何度見ても感動する傑作。