マガジンのカバー画像

女優ノート

122
気になる女優さんの出演作についての覚え書きです。
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

女優ノート「朝倉あきさん」

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、3月30日に放送の映画『七つの会議』に出演している女優「朝倉あきさん」。 日本映画界で一人勝ち状態の東宝が100%出資する芸能事務所「東宝芸能」。3大女優オーディションの一つ「東宝シンデレラ」で知られ、これまで沢口靖子・斉藤由貴・水野真紀・長澤まさみ・上白石萌音・上白石萌歌・浜辺美波・福本莉子らを輩出(敬称略)。朝倉あきさんもその一人。 長澤さんの次の世代のスター候補として売り出され、NHK連ドラ『とめはね

邦画を支えた「伊丹作品」と夏ばっぱ

日本映画の最盛期は1958年。観客動員数は、のべ11億人越え(近年の7倍)で、黒澤明監督の『羅生門』をはじめ、邦画が次々と国際映画祭で受賞を果たしたのも1950年代。 テレビの普及などの影響もあり、日本映画は低迷期を迎え、1985年には洋画のシェアが邦画を抜き、それは実に2006年まで続きました。実際、1980年代のデートムービーとは言えば洋画で、邦画は「ダサい」という風潮すらあり、ファンは悔しい思いをしていたものです。 そんな低迷期を支えたものとして、角川春樹さん時代の

女優ノート『西内まりやさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回はNetflix『全裸監督 シーズン2』に出演する西内まりやさん。 多くの芸能人を輩出している福岡県。女優だけを見ても、橋本環奈・今田美桜・奈緒・山本美月・朝倉あき・石橋杏奈・蒼井優・山口紗弥加・板谷由夏・田中麗奈・吉田羊・吉瀬美智子・牧瀬里穂・富田靖子・黒木瞳…となかなかのラインアップ(ここまで敬称略)。西内まりやさんもその一人。 新垣結衣さんら人気女優を多く輩出している「二コラ」モデル出身。2014年には歌

女優ノート『吉川愛さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』に、板垣李光人さんとW主演する吉川愛さん。 美少女系名子役だった吉川さん(子役名:吉田里琴)。人気女優の子供・少女時代も多く演じました。名前を挙げると、石原さとみ・綾瀬はるか・北川景子・菅野美穂・黒川智花・山田優・小池栄子・稲森いずみ(敬称略)…と錚々たる顔ぶれ。 一度芸能界を引退後、改名して復帰した第一作が『愛してたって、秘密はある。』

女優ノート『富田靖子さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』に、吉田羊さんの母親役として出演する富田靖子さん(52歳)。 俳優(女優)は年齢によって演じる役が変化していきます。学園ドラマで女子高生を演じていた新人女優も、やがて働く女性を演じる若手女優となり、さらに年を重ねると、妻や母親役が似合う実力派女優へと成長。 『君に届け』では多部未華子さん、『逃げ恥』では新垣結衣さん、『わさび』では芳根京子さん、朝ドラ『スカーレ

女優ノート『長澤まさみさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『ドラゴン桜』続編に、前作に引き続き出演する長澤まさみさん。先日、ブルーリボン賞の主演女優賞を受賞しました。 東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞し、2000年に芸能界入りした長澤さん。東宝の盤石なバックアップの元、正統派清純派女優として歩み始め、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)で大ブレイク。 そんな長澤さんの作品でまず挙げたいのは、映画初主演作『ロボコン』(2003年

女優ノート『川口春奈さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『着飾る恋には理由があって』に主演&2022年朝ドラ『ちむどんどん』に出演する川口春奈さん。 離島出身の芸能人といえば、千鳥の大悟さん(岡山県北木島)やポルノグラフィティの岡野昭仁&新藤晴一さん(広島県因島)、女優の田中美佐子さん(島根県隠岐諸島)などがいますが、長崎県五島列島(福江島)出身の川口さんもその一人。 同じ九州でも、恐らく行ったことがある人は少数派。飛行機を使わないとすれば、福岡

朝ドラ『ちむどんどん』主演は黒島結菜

2022年前期朝ドラ『ちむどんどん』のヒロインに、沖縄出身の黒島結菜さんが決定しました。ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属です。 公正中立を旨とするNHKですから、特定の芸能事務所とズブズブな関係というような、某民放のようなことはないと思われますが、「大人計画」のように、朝ドラや大河によくキャスティングされる事務所はあります。 2000年以降の朝ドラヒロインを輩出した事務所を見てみると、スターダストプロモーションが5人でトップ。アミューズとホリプロ(系列含む)

歌手と女優を両立させた「中山美穂」

歌手と俳優(女優)を兼務する人は結構いますが、両方をトップレベルで両立させている人は稀有。昔なら山口百恵さん、斉藤由貴さんや薬師丸ひろ子さんらも入れていいと思いますが、最も成功したのは中山美穂さん。 1970年3月1日生まれの中山さん。ドラマ『毎度おさわがせします』(1985年)で女優デビューすると共に「C」でアイドル歌手デビュー。当初はツッパリキャラでしたが、CM起用が増えるにつれ、お嬢様キャラに変身。そんな頃の主演作が『ママはアイドル!』(1987年)。 3人の子持ち