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映画ノート

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気になる新作や思い出の映画についての覚え書きです。
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#高橋一生

実物大ガンダムと映画『シン・ウルトラマン』

νガンダムの実物大立像を設置する「ららぽーと福岡」が4月25日にオープンしてひと月。そろそろ落ち着いた頃かなと思い、見に行ってきました。ついでに、映画『シン・ウルトラマン』も観てきましたので、その話も少し。 西鉄電車で近年、特急も止まるようになった大橋駅。ここは福岡市の中でも、西新や香椎と共に副都心に位置付けられ栄えています。個人的にも、もつ鍋の「やま中」に通ったり、九州芸術工科大学(現九州大学)の社会人講座で、小津安二郎監督の作品について学んだりと、懐かしい場所。 駅前

ハッピーエンドのその先は…実写映画『耳をすませば』

今年の秋ドラマは、暗い社会状況もあってか、『35歳の少女』や『姉ちゃんの恋人』など、ハッピーエンドが多かったという指摘があります。基本、連ドラは、バッドエンドの方が少ないとは思いますが、やや強引だったり、現実味が薄かったりしたせいでしょうか。 「その後、お姫様と王子様は幸せに暮らしました。めでたし、めでたし」という昔話の類は、一応「結婚」を持ってハッピーエンドと定義しているわけですが、現実世界ではその後も山あり谷あり。バッドエンドに終わることも少なくないわけで。 結局のと

ブックカードと映画『耳をすませば』

図書館での貸し出しが、現在のようにバーコード&コンピューターで簡単に行われる以前は、本の背表紙裏に備えてあるブックカードと自分の図書カードに、名前などを手書きで書いて、窓口に提出するやり方(ニューアーク方式)が一般的でした。 個人情報保護が重視される現在からすると論外でしょうが、友人の名前を見つけて「こんな本を読んでるなんて意外」と新たな発見をしたり、まだ誰も借りてない真新しいブックカードだと「1番乗りだ!」とちょっと嬉しくなったったものです。 このブックカードの存在が物