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第3回 龍王神社(りゅうおうじんじゃ)

こんにちは!阿久根市地域おこし協力隊のチャーリーこと濱田です。
今回は西目地区高ノ口にある【龍王神社】をフシギ発見。

龍王神社の正面
横から見ると樹と岩が一体になっているのがよく分かります


日露戦役廿五(25)年記念碑
昭和五年三月十日建立


この神社は社殿などはなく大きな岩と樹が一体となったものが御神体として祀られています。

阿久根市の資料を見ても詳細なことは書かれておらず、おそらくかなり昔からこの地区にあったものと思われます。
祭神は高龗神(タカオカミノカミ)と記載があったのでこちらを調べてみると、
「高」は山の上の意味があり、「龗(おかみ)」とは龍の古語で水や雨を司る神のこと。
つまり山上の龍神が祀られている。
この神様は荒ぶる火を鎮めるために火の神から誕生した水の神で、原像は美しい女性に化身して人間の前に現れる龍神か、その神に仕える巫女の神格化だそうです。女の人なんですね👩‍🦰

ずっと昔はこの場所も海だったそうで海岸の岩がそのままこの地に残り神社となっているんだそう。
この地区に住む94歳のおばあちゃんに話しを伺ったところ「このあたりで火事が起きた時に近隣に燃え広がることなく済んだのはこの龍王神社が火除けの神様だからなんだよ」と教えてくださいました。
長い長い間、この高ノ口を守ってくれている龍王神社。
自然のままに鎮座するその姿は一見の価値ありです。

詳細地図はこちら☝️

次回は大川地区【平出石の水】をフシギ発見🕵️

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