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第5回 たのかんさぁ山下・大田地区

こんばんは!協力隊のチャーリーこと濱田です。
今回は私の大好き(笑)たのかんさぁシリーズです。

この山下地区の大田という場所は阿久根市街地から阿久根東郷線(県道46号)を進み田んぼが開けたのどかな地区です。
たのかんさぁが割とへんぴな場所にいらっしゃることが多いので今回は自転車で捜索してきました🚲
阿久根駅を出発して栄町の信号を左折して直進、阿久根東郷線に出たらそのまま道なりに進んでいきます。
過去の資料では、大田橋が右手にある交差点を左折し、道なき道のようなところを通って「○○宅の山の上」と記載されています。う〜〜〜ん…
まずそのお宅がどれか分からない。
自転車を引きながらウロウロしていたら地域住民の方を発見!
若干、怪しい目で見られていることを重々承知しながら尋ねてみました。
この辺りでたのかんさぁがあると思うのですが…?
すると、割とあっさりと「ありますよ〜」の回答。
え、どちらに?こちらの資料では○○宅の山の上となっているのですが?
「それね場所が悪くてだいぶ前に移したんですよ」なんと!
住宅の上にあると田んぼをされてる農家さんがお祀りなどをするときに不便だったそうで管理がしやすい場所に移されたということでした。
移設場所も教えてくださって早速現地へ向かう。
ちなみに色々と教えてくださった女性の娘さんは埼玉に移住されてるそうで、埼玉から移住した身としてはちょっぴり嬉しいご縁でした。

上野食品の看板が目印、奥の大田橋を渡ります


案内されたとおりにもう一度阿久根東郷線に出てそのまま高松川(大田橋)を渡り、すぐ右手を曲がると…
ありました!否、いらっしゃいました!

立派な台の上に鎮座してます
口元だけ表情が残っているように見えます


ご丁寧に田の神像の札まで立ってます。
建立時期は不明ですが型式は笠冠式 旅僧型で袴を履いているのが特徴です。
右手にしゃもじと左手に持っているのはとっくりでしょうか。
過去の資料と比較するとだいぶ輪郭がぼやけてきています。できれば今の状態のまま残るといいなぁ、特徴が分かるとより愛着も湧きますよね。

たのかんさぁが見守る田園風景


そしてここから見渡す景色は見事に田んぼが広がっています。この日は8月になったばかりで田んぼは青々としてとても気持ちの良い風景でした。
この近辺には他にもたのかんさぁがいるのでまた随時ご紹介します🎵

☝️大田のたのかんさぁの所在地はこちら
市街地から阿久根東郷線を進み、右手に上野食品(株)の看板がある十字路を右折。
大田橋を渡ってすぐ右折すると右手にあります。

次回は【大川のかくれ念仏】をフシギ発見🕵️

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