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お笑い産業論

概要

第一次産業、第二次産業…という現代の産業形態はお笑いにも落とし込めるという推測を展開します。
この概要を書いている今は特に何の落としどころも考えておらず、
発想をこねてみて何かしら生まれれば良いな~程度に思いつつ書いてます。

産業形態のおさらい

第一次産業

農業、林業、漁業など。
自然界で作物を作る・採取する産業

第二次産業

工業、建設業、鉱業など。
自然界から採取したモノを加工する産業

第三次産業

商業、金融業、情報通信業、サービス業など。
第一・第二次に付加価値を載せた産業

お笑いに落とし込んでみる

お笑い第一次産業

漫談(漫才)、ギャグ、コント。
ベースとなるネタジャンル

※「もとは落語から~」的な考えも有るが今回除外
ここを原点として考える。

お笑い第二次産業

リズムネタ、モノマネ、キャラ芸(キャラ漫才)。
第一次に他の要素をかけあわせたものや
元ネタとなるものが存在するジャンル

〇〇系とかつくようなネタは恐らく全てここ

お笑い第三次産業

メタ系、お笑い第一、第二次産業の常識をベースにしたネタ。
お笑い好きにとっての暗黙の了解をターゲットにしたものや
「お笑い」そのものをいじる様なネタ

『芸人が登場人物のコント』とか『大喜利しろよ!』みたいなツッコミ等

第四次産業について

以前は三次産業までであったが、昨今は第四次産業、第六次産業が存在しているので、そこにも触れてみる。
第六次産業は「第一~第三をまとめてやる」もので、置き換える余地が無いので除外。

第四次産業

少し難しいので、詳しく書いてあるページを引用しました。

第4次産業とは上記の産業分類の定義に入らない新しいタイプのもので、情報通信・医療・教育サービスなどの知識集約産業などがあります。
第4次産業の特徴は、主に技術開発を中心とした産業であるため、物質やエネルギーの大量変化(消費)を伴わないことです。

「第4次産業革命って何?わかりやすく解説!」https://coeteco.jp/articles/10111

お笑い第四次産業にあたるものは

産業分類の定義に入らない新しいタイプ。
物質やエネルギーの変化や消費を伴わない。

つまり『ジャンル分けしづらいネタやベースとなるものが無い、もしくはあるかもしれないが分からないネタ』だと考えました。

あまり具体的な人物を出したくないので、ざっくりとどんなネタが該当するかを説明しますが、
『意味が分からないけど何だか笑ってしまう』
『くだらなさにごり押されて笑ってしまう』といった
受け手に思考を要求しないお笑いの事です。

こういうネタって先ほど定義した分類にカテゴライズしづらいし、
思考を要求しない=エネルギーの消費を行わないという観点でも
個人的にはしっくり来ました。

本論を展開をした上で見えてきたもの

四次の進化は例外的である

通常の産業が三次から四次に上がった部分としては、
これまで一次→二次とあがって来た流れとは全く異なっている。
4次ではあるが、低次産業との繋がりは深くない。

進化の一因に現代が抱える問題があった(と思う)

四次産業が盛んになるにあたって『資源・エネルギー不足』という
現代の課題は要因になっていると思う。
少ない資源という前提がある上で産業を進化させた結果、
「エネルギーを消費しない産業」へと進化が起きたのではないか。

上記の点はお笑いにも言える事かもしれない

最近のM-1の激化やお笑い業界の拡大で、
数年前よりもおもしろ人間が圧倒的に増えている(とラジオかなんかで聞きました。僕の発言じゃないです)
今やM-1でもアマチュアの人が
普通にめちゃくちゃ面白いネタを披露している(とラジオかなんか(以下略))

こういう状況が、第四次の『思考不要のお笑い』の誕生のきっかけになったと思う。王道つよつよ芸人が溢れた中でのマイノリティな芸風は強みになるはずなので。

また、インターネットの進化によって取得可能な情報が増えた。
それにより、昔に比べて今の人は老若男女問わず考える事が多い。
これは仕事や学業だけではなく、娯楽にも当てはまる。

SNS、サブスクが発展して優良な娯楽が増えすぎた結果、
浸る娯楽を選ぶことにエネルギーを消費する様になってしまった。

そこで勝手に相手が学習して自分のオススメを表示する様なサービスの需要が増えた。

娯楽が増えすぎた結果、短時間で完結するコンテンツの需要が増えた。
短時間で完結するコンテンツは必然的に、思考をあまり要求しない。

結果として、『何も考えずとも笑えるネタ』が上記の要因に後押しされる様な形で需要を伸ばしたのじゃないかと思う。

以上が僕の考えるお笑い第四次産業の誕生経緯であり、
お笑い産業論を正論風にたらしめる結論である。

まとめ

本論が直接何かの役に立つアイデアだとは思いません。
ただ、「こういった現状があって、こういうのが求められて…」と話を広げていくのが単純に楽しかったです。
特に芸人の魂を持つものなら『何をすれば売れるか、目立つか』というのは皆抱えている悩みだと思うので、
その悩みに対して、少しでも閃きのきっかけになったら嬉しいなとはちょっと思ってます。

否定的な意見は一切不要ですが、『こういう考えもあるかも』とか他ご意見あればご連絡ください。

もしこれを読んで面白いと思ってくれた方は
僕を応援してください。一応芸人です。次のR-1も出ます。

また、面白いと思ってくれた芸人の魂持ちの方は、
相方を求めている最中なのでお気軽にご連絡ください。

最後にですが、僕は特にお笑いオタクでもなく、普段分析とか全くしてませんのでご安心ください。
自分で広げた風呂敷を、最低限辻褄が合う様にこじつけてみただけです。
暇つぶしです。

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