監督の言葉

昨日はゲレロンライブに参加した。
結果はまだ出ていないが、ここ最近で一番サイレントな夜であった事は間違いない。
例えるなら20時台最終グループの時のM-1一回戦の雰囲気だった。

正直お客さん2人のライブとかも過去にあったし、
大学の頃に友人の大野に誘われて出た地下ライブでマジの0人も経験済
なので、お客さんへの申し訳なさことあるが、凹む事は全くなかった。

相方のれいや君は結構悔しがっていた。
「おかしいな~。今までで一番ちゃんと出来たのに!」

このセリフで少年野球時代の監督とのあるやりとりを思い出した。

あるチームとの練習試合。スコアは忘れたが、惜しくも負けてしまった試合だった事。そして、その日の自分が調子良く、タイムリーヒット&長打でかなりの好成績だった事は覚えている。
試合後はチーム全体で反省会をしたあとに現地解散。
他の方の迷惑にならないよう、各自点々と自転車で帰宅する。

疲労もあってゆっくりとペダルを漕いでいると
「おう。」と後ろから追いついてきた監督が声をかけてきた。

「お疲れ様です。」と返す。

その後、しばらく沈黙の並走が続いたあと
監督から『今日の試合、どうだった?』と問いかけられた。

「チャンスの時にも塁に出れて、長打も出たので良かったと思います」と答えた。

すると『でもチームは負けたよな。』と返ってきた。
確かにそうだ。浅はかに答えてしまった…と焦り、
返す言葉に迷っていると、

それに察した監督が『自分が出来た出来ないじゃなく、冷静に全体を見て分析出来る様になったらもっと成長するぞ』とフォローをしてくれた。

それ以降、試合のあとは何度か監督に『今日の試合、どうだった?』と質問された時はあったが、いずれも僕はチーム全体の結果を踏まえて答えるようにした。

「おかしいな~。今までで一番ちゃんと出来たのに!」

彼は今、小4の僕と同じレベルにいる。

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