雑感 EpisodeⅡ

2024年5月4日、クラブチッタ川崎で行われたHoppin'&Steppin'Showcase2024をもって、25年間続けてきたUCSNの活動を休止しました。

今これを書いているのが8月28日。まだ4ヶ月弱しか経っていないのにもう随分バンドをやっていない気になっていることに気付き、何か書いておこうと長年放置していたこのブログを思い出して今書いています。(そして今、修正しているのが9月18日です。noteに引っ越ししました)

バンドなんてライブとかやっていなければあっという間に忘れられていくもの。もう誰もUCSNのことなんてすっかり忘れてしまっていることでしょう。なんせ自分自身ちょっと忘れかけているもの。バンド、いやライブや音楽にも興味が薄れてしまって、あんなに「バンドは人生だ」とか「生活の一部だ」とか言っていたのに、失くなっても大して生活が変わるわけでもなく、気持ちが落ち込むとかでもなく、日々変わらず生きている自分がいて、あれは何だったんだろう?と思ったりしている。(とか言いつつ、1回ライブ観に行ったら簡単に『やっぱりライブいいじゃん!生き甲斐じゃん!』ってなったりする単純な人間だと判明したので記しておきます)

もっとバンドを、UCSNを渇望する自分がいると思っていた。
(いやいや、ちゃんと欲してるじゃん。強がるんじゃないよ、まったく。お前はバンドくらいしかやることないし他に取り柄もないんだから)

25年間、メンバーチェンジやらそれぞれの就職、結婚、出産なんかがあり、毎週のようにやっていたライブが月1回になり、年数回になり、遠征にも行かなくなり、活動のペースは緩やかになって行った。それでもライブやスタジオに入ってデカイ音を出すのが楽しかったから誰も『辞めよう』なんて言わずに25年間続けてきた。それなのになぁ。(それなのに何だよ?匂わせか?やりたきゃやれ!自分に正直になれ!)

個人的にはUCSNを休んですぐに別のことをやろうと思っていたんだけど、UCSN休んだ途端にコロナに罹って、仕事も異動があったりでストレスで微熱と難聴が続いたり、家庭の事情もあったりですっかりやる気がどっかに行ってしまって、そうしているうちに音楽自体を全然聴かなくなって、ラジオと映画と本。それだけでも十分時間は溶けていくわけで、気が付いたら4ヶ月経っていた。(これは本当にそう。やっぱりバンドを離れてしまうと興味が薄れてしまう。ただ休んでる期間に色々インプットしたことは絶対にあとで活きてくるはずだよ)

他のメンバーは何をしてるのかな~?SUKEBILLYさんはHEEL(とか色々マジであっちこっち飛び回っている)で相変わらずギターを掻き鳴らしている。うん、素晴らしい!他のメンバーは・・・特に何もしていないようだ。というかまともに連絡すら取っていなかったりする。長い付き合いなのにバンドという鎹がないとこんなもんなのかねぇ。(これもホント。メンバーのグループチャットは全く動いてない。そりゃそうか!笑)

まぁ、もう一度バンドというものに向き合う為の休止期間だからゆっくり休んでみんながUCSNを渇望したら動き出すでしょう。と言いつつも、なんかこのまま消えてなくなるような気もしたりして、そうならないように時々思いだそうかな、ということでこうやって誰が読むわけでもない文章を書いている。(でも、結果的に結構な人が読んでくれててありがたい。何の身にもならなそうだけど、暇つぶし程度にはなっているのかな?気に留めてくれているなら感謝感激!)

なんかね、火が点かないんだよね。休止を決める前から何となく自分の中にはあったんだよね、燃えないなぁ~って気持ち。ちゃんとバンドを始めたのが中学3年生だから15歳。今49歳。34年間こんな気持ちになったことなかったんだよね。いや、THE SUICIDE MACHINESと初めて対バンしたあとに1回あったな。UCSNを始める前に夢見ていたことが全部叶っちゃった時。CD出して、ツアーやって、ロフトでレコ発やって、野音に出て、大好きなバンドと対バンして、海外のバンドとも対バンして、あ~全部叶ったよ、もう終わりじゃん!って思った。(これ過去の自分のmixi読み返してたら、西荻ワッツがなくなった辺りでも辞めようかな~って思ってたみたい。あと1st出した辺りでも2ちゃんで叩かれたりして人間不信になって鬱っぽくなってたな。今はすこぶる元気!)

それでもすぐに「やっぱライブやりたいな」って思ったのは何だったんだろう。『あいつらには負けられねぇ』みたいなバンドが周りにいっぱいいたから?うん、それもあるな。ただ売れてるとか人気があるとかじゃなくて、バンドとしてガッツーンとライブで勝負みたいな気持ちがあった。ある時からその気持ちも薄れちゃったのかな。『かかってこいや~!』みたいな闘争心がなくなった。熱くなるものがなくなった。(ワッツがなくなった時の喪失感は、その後の『the world shoWARⅢ』のレコ発でスッ飛んでったみたい。この時はお客さんに救われたみたいだね。他人のせいにしてないで、自分でアクション起こして奮い立たせろよな。クソ野郎がよ~!)

また心に火が点くことがあるのかな?あるとしたらそれはなんなんだろう?しばらく休んでるうちに見つかるといいなぁ。もう自分に期待するしかない。(コイツほんとバカだね。何もしない奴に誰かが何かをしてくれることなんてないんだよ。何も見つかりゃしないよ。探しに行くんだよ!そんなこともわかんないって終わってるな、お前!)

From AleJJandro Hiderowsky

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