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先を選ぶのは苦手です
みなさん、「選ぶ」って得意ですか?
僕は苦手です。とか言いながら、日々大学院生を選んだりしているわけですが。
ここで書いた時よりも、いまはまた考えは変わっていて、まあ簡単に言えばとりあえず「いい人」で、それなりに能力があればよいのかなと思ったりしている。能力がないと、ご本人が辛い思いをすることになるので、最低限、論文を読んで理解できる、まとめられる、(問題点を見つけられる、自分のテーマを見つけられる)ができればいいのかな(括弧内は願望ということにしておきましょう)。
「選ぶ」。
店を選ぶのも苦手です。
どの店がおいしいのか、いい雰囲気なのか、楽しい時間を過ごすことができるのか、分からない。
KB大学の先輩、Tさんがめちゃくちゃ店を選ぶのがうまくて、コロナの前は半年に一回くらいお店探訪してたんですが、店構え、暖簾、なんかそういうところを見て、さっと入らはるのです。かっこいいね。
僕ら、ダメです。良さそうと思う。思わずスマホを取り出して、評判はどうかいな……。
知らない人の評価はあまり当てになりません。なぜなら、みんな好みが違うから。ある人は明るくてポップな雰囲気を求めていて、味はそこそこでいいかもしれないし、ある人はとにかく賑やかなことを求めているかもしれないし。
だから、スマホ取り出していじってる時点で、もう店を「選ぶ」という訓練にはならないですね。コロナ終わったら、また練習したいと思います。
「選ぶ」。
人生の岐路に立つときも、「選ぶ」ということをしなければなりません。
「この会社でいいか?」
「この人でいいか?」
「いまの会社を辞めて、次に行ってもいいか?」
「この家、買ってもいいか?」
「この株、もうちょっと保有してたら上がるんちゃうか?」
などなど……
「迷い」。
迷いがあるときは、動かないことにしています。
これまで選んできたものは、基本的には迷いはなかった。
でも、「失敗」はしています。さて、どれを失敗したでしょう?
まあ、どうしたって後悔するんでしょうね。何を選んだって、こっちを選ばなかった自分はどうだっただろうと考えて、そっちの方がよかったのかも~とくよくよする。
そんなもんなのではないかと思います。
竹を割ったような性格
からはほど遠いです。はい。
でも、「選ぶ」ことを訓練することはできるような気がしています。Tさんはやっぱりお店を選ぶのがうまくって、そして僕から見てもとてもいい人生を送っているように見える。もちろん、人には人の悩みもあるでしょうけど、そう見える。
「選ぶ」。
選ぶ力を磨いておけば、いつかそういうときが来たときに、なんかいいような気がしているのです。
追記。
店の情報で思い出しましたが、こんな論文があります。クチコミの読み方って、文化によって影響を受けているんですって。また機会があったら紹介してみたいと思いますが、是非図書館とかで見つけてご自身でよんでみてください。
野田尚史他(2015)「ヨーロッパの上級日本語学習者によるウェブサイトのクチコミの解釈―文化の相違による解釈の違い―」『ヨーロッパ日本語教育』19:245-250.
【今日のイラスト】
TOMOさんから。いつもありがとうございます。
「選ぶ」。
【今日の一曲】
東京スカパラダイスオーケストラ ft. 片平里奈
片平里奈。アイドル歌手ではないオーラと声。
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