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イモ🍠と山⛰️の備忘録⑪レース編伊豆トレイルジャーニー2020🏃

2020年12月13日am 6時スタート
伊豆トレイルジャーニー2020
65km 累積標高3200m
装備
頭 黒いバンダナ(おそらくサロモン)
体 ベースレイヤー サロモン アウトピーク
ミッドレイヤーon ランニングシェル
アウトレイヤー サロモン レインジャケット
pants サロモンXA
cw-x タイツ
sox injnji
shose HOKA one one CHARENGER 5
補給
漢方薬 芍薬甘草湯
magon jel x5
moten drink x2
エイド1 お餅
エイド2 うどん
エイド3 おにぎり
レース後 いなり寿司 12個
(芋から浮気…旅の空やからしゃーない)

12月12日 (土) 午後2時に三島駅に到着
街中をうろつきスーパーで焼き芋を仕入れて楽寿園にて受付 をすます、お祭り感のあるレース


どこにいても富士山がよくみえる、守られているようなそれでいて威圧してくるような神々しさ、今年はてっぺんにまだ雪が少ないとのこと、レース当日も気温は温いということ。(あくまで平地は…というのに気づくのは山の基本だ)
三島の町はいたるところに川のせせらぎがする、町のひともどことなく余裕があるように思う

明日はレースなどと信じられない、しかしレース会場に行くには朝三時の送迎バスに乗らねば行けないため、観光もほどほどに七時に寝る作戦にでる。(もちろん緊張して失敗に終わったのは当然である)

12月13日 朝三時に選手を乗せたバスは三島からはるかに南の伊豆松崎町へと走る。バスの中でも皆さん眠気のせいか、緊張か、口数は少ない。私はひとりで朝飯をもちゃもちゃと食べる(*´ω`*)
スタート約一時間前に到着し、準備、今日はこの日のために高級粉飴?モルテンを投入し、水に混ぜる

一袋約1000円x2 一袋あたり360cal…(゜ロ゜)
そしてボトルに粉をいれようとして大量にこぼしてしまったのはご愛嬌である。
そして、いよいよスタート、20分まえにいくともうかなりの後ろの方だ🤔 やはり全員久しぶりのビッグレースに昂っている。
6時、とうとうスタート、夜明け前の山道にライトの列が延々と伸びていく。幻想的だ、しかし私はケチなので人のライトを頼りに何気なしに進むのだ。

レースの作戦は最初から最大戦速と決めてある、息が上がるのが先か、足が潰れるのが先か。
普段では太刀打ちできないようなランナー達に食らいついてゆく、第一エイドまでは26キロ、ウンザリするような林道をグネグネ進む🏃上手な人達は足さばきや重心の移動がスムーズだ、私のように力まかせではない。
第一エイドこがね橋…約2時間半、自分にしては上出来、モルテンのパワーなのか?それともとうとう秘められた力が開化したのか?! エイドでお餅を食べながら都合のいいことを考える。しかし、幻想は覚めてこその幻想。。。第二エイドまでの14キロに2時間を費やしいてしまう、とくに猫越岳(ねっこだけ) という名前だけかわいい1100mの山に苦しめられる、微妙に走れそうな傾斜が続くのがいやらしい。モルテンドリンクも甘ったるくて不味い(当方が分量をミスしている可能性大です)そして海からの🌀吹上の風🌀 が力を奪う。誰だ温いとかいった野郎は!(゜ロ゜)

このサロモン高級インナーでないと汗冷えてやられていたかもしれない(ちなみに私が定価で買ったつぎの日に30%オフに…)
フラフラで第2エイド仁科峠へ、足はおそいけどうどんを食べるのは誰よりも早い🍜 足も心もほぼ死んでいるが進む、ここからが伊豆トレイルジャーニーの本番らしい(ー_ー;)
伊豆高原の稜線を進む、駿河湾の向こうに富士がその大きな頭を雲より高くそびやかしている

こんな感じだ!(写真はイメージです、私に写真とる余裕はありません)一見すすみやすそうに見えるが傾斜はきつく、ところとごろに階段がでてきて足を削るのだ、芍薬甘草湯をのんでいなければあっというまに足をつりそうだ。
第3エイドにつくまでに3回はもうやめようと思っていた、次々と追い抜かれて何が最大戦速やねん、ペース配分しろや、アホめ、と己を呪うが手遅れ。
第三エイド土肥駐車場ここまで六時間、多分100番には入っておろう、やめようかと思ったが、おにぎり🍙をもらい、歩いているうちに何故か心が回復、そうだ足を前にやっていればゴールには着くし、この美しいトレイルを走るのは人生でもうないかもしれないと思うと力が湧く(でも足は遅く、やたらと歩く(ー_ー;)
他の選手の進む姿に勇気をもらい、散々な今年一年にケリをつけてやろうとした初心を思い出す。
達磨山、小達磨山のピークをこえて、修善寺へ降りてゆく、約10キロ、標高差700mほどか、走るというより落ちるという体の使い方、係りの人に、あとは6キロ!と言われた時、ふと寂しさを感じた、あんなに苦しめられた山なのに、別れるのが悲しいとは😖祭りが終わり、みんなまた日常に組み込まれていってしまう、退屈や怠惰、欺瞞に満ちた日常へと帰らねばいけない。しかしそんな日常とのバランスでこんな遊びができるわけで、疎かにもできないのだ。
修繕寺虹の郷のゴールが見える、今年が終わる、出しきれたのかはわからない。7時間44分、出走約1100人中総合58位

自然と雄叫びをあげた。誰かが「おかえり」と言ってくれた。

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