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イモ🍠と山🏔️の備忘録 18 レース編 2021.8.28 奥信濃100

8月27日 初めて北陸新幹線ハクタカに乗った、金沢から長野県飯山まで……空いているし快適、なによりカッコいい🤔 おとこの心をくすぐる流線形デザイン。 車中で食べるイモもうまい🍠
左足の中足骨剥離骨折もなんとか間に合った、鮭と青魚のおかげか?しかし、あんまり無理は効かない、不安はある。

しかし、レース前にコース短縮の発表が……皆さん不満がっておられたが私にはラッキーチャンスである(しかし、本当に100kmクラスのトレイルには縁がない)

2時ころ飯山駅に着く、ここから会場の木島平スキー場までバス、ランナー達の怪しい熱気がすごい🌈 緊急事態宣言とかもうどうでもええねんww 人間には今しかない、今を遠ざける者はいつまでもやりたいことなどできやしない。

受付も第1回大会とは思えぬほどスムーズ、必携品のチェックも済ましてもらい宿へ(なんと会場と宿が徒歩一分!(゜ロ゜))
明朝の5時スタートなので、食べれるだけたべて七時には寝る😪二時半には起床


               装備
cap    mile stone
shirt Patagonia cap light
pants Patagonia Endres run
sox    inner fact
shose  northface flight VECTIV
Zak Patagonia runner slope 3L

今回のレースは夏場とは言え高原を通過するので必携品が多かった、しかしpatagonia 3Lザックに難なく詰め込めた……と思っていたがレース後に悲劇が待っていた(;´д`)

             補給
マグオンjel x4
スニッカーズx1
VAAM x1 (レース前30分)芍薬甘草湯(レース前一時間)
カステラx1(エイド)
饅頭x2(エイド)
塩飴x10

レースのマップと高低図 、エイドは六ヶ所(約12km感覚)やはり、メインは20km地点からの高社山(標高約1300m)の急な登り下り、30キロ地点からのカヤの平(標高約1600m)への林道、ここをどう乗り越えるのかが課題……
朝五時前、スタート地点に並ぶ、みなさん、暗がりの中でもわかるくらい楽しそうな笑顔、私はストレッチをするふりをして、人のシューズやザックのメーカーを物色している、今回はNHKのグレートレースの取材もあるらしく、強豪選手たちのまわりにカメラマン、インタビュアーがウロウロ(もちろん、私には無縁だ!これ以上ファンが増えると困るからね)
にしても、主催者の方々もコース整備や世間の風にも負けずよく開催してくれたと思う!おかげさまで?私の足も疼きすら減っている

(スタートからas1夜間瀬14km)

そして、とうとうスタート、暑さに注意するようにとアナウンスが鳴り響く中、みんなでゲレンデをハアハアひたすら登る、ちなみに私は暑いというより涼しいくらいに感じていた、普段から六甲山の低い山で遊んでるからか?
as1までは緩い登り下りの気持ちいいトレイル、朝靄の中を進む、VECTIV👟の反応はやはりいい💓ポンポンと弾む、周りのランナーさんとは一進一退、みんな様子見と言う感じ。



(as1~高社山~as2)
これゃ案外いけるんでねえの?100kでもええくらいやで、と、余裕をかまして、as1では水だけもらって出発、今回の補給のメインはジェル、高級なジェル、そう、やたら単価のお高い普段使わんジェルだ!熱中症、足吊りに効果的なあのジェルなんだ(しつこい)……と50分おきにジェルをいれながら私は進む。
そして、高社山の登り、標高700m地点から標高1300mまで一気に登る。
今まで走れるコースだったのが急にこの斜度、ギャップがすごい、使う筋肉が変わり、背中やふくらはぎに圧を感じながら進む。厳しい登りだが,私は7月に、セントラルアルプススカイラインジャパンという、名前も登りも長いレースを経験しているのだ、あの風雨の中の泥々の山に比べれば問題はない!🌠
頂上につくと、高社山名物の雲海☁️に息をのむ、雲がどこまでも広がっている、美しい、と、思うのも一瞬、ここから急な下り、負担が大きかったのか、左足の甲に疼痛を覚える、やっぱりまだアカンのか?!いや、まだ動くと誤魔化しながら進み、スタート地点のゲレンデを越えてas2へ

(as2からas3ヌカヅカ約32km)
as2に着くと、小学低学年くらいの少年たちがサービスをしてくれた、本当に地域一体で運営してくれているのだなと思った。その内の一人の少年が一言、一位の人達と約50分差だと教えてくれた、しかもその人達は休まず通過したらしい……「ま、おれも若いときはなあ……」苦しい変な言い訳をして出発。早いひとはすげえな……🐏
ここからas3まではトレイルと短いロードのミックス、割りと早く着いた。

(as3からas4カヤノ平 約45km)
as3で水分とカステラを補給させてもらい、カヤの平への登りに挑む、約14kmで標高1000mを登る、斜度は大したことのないように思うがなにせ長い。しかし、走れる傾斜なので走らなくてはならない、本格的な登りに入る前に二ヶ所、川を越える、ひんやりと気持ちいい(*´ω`*)
そして、カヤの平への長い林道に入るころ、私は異変に気づいた、左足の甲の違和感もそうだが、こんどは右太ももの上がミシミシと痛み始めたのだ(ー_ー;) おそらく左足を庇うことで変な走りになっていたのだろう😨さらに……胃が変だ、さっきのカステラは旨かったけど、なにか胃がざわつく、普段とりなれないジェルばかりいったからか?しかし、2020のITJの時もジェルメインだったけどこれはなかった、イモ🍠の食いすぎか?吐きそうといのではないが不快、林道はなんとか走って登れるけど、何人にも抜かれる始末、シューズの反発力に助けられている感じだ(ー_ー;)
この区間は多分、二時間以上かかってしまったと思う、無限に思えるくらい同じ景色が広まる、涼しいのが助けだ😈 バラエティー豊かなええレースです、ハイ。100kやなくて良かったぜ!しかし、こんな林道、関西にあるんかいな?長野県は雄大すぎる(いまさら)

(as4カヤの平~as5カヤの平 約55km)
カヤの平エイドになんとか到着した私はもう、ホウホウの体でリタイアしたろ!とおもっていたが、無理矢理にエイドで饅頭をいただき、良くないけどロキソニンを飲み込み、前をいくランナーを追って走り(歩き)だした、ここからがこのレースのメインのひとつ、ブナ林の中をいける、リタイアするんならどうせ、as5の同じカヤの平ですればよいのだからと自分に言い聞かせて進む、トップグループの選手達が折り返しをいくのがみえた、彼らは本当に同じ人間なのか、普段なにやってんだ、このやろー(失礼)
などと弱気に呪いの言葉を繰り返している内になぜだか体が動き出した、標高1600m付近の森は清々しく生命力に満ち満ちているように感じられる、遠路はるばる来た甲斐があったというものだ、トレイルランの不思議なのはもうアカンねんからの復活があるということ、私の頭は絶望から打算を経て建設的になり始めていた、このブナ林を越えれば、あとはあの長い林道の下り、下りでしんどくても足は止まらないはず、あとはロキソニンが効いてくる、スタートから約七時間 多少の胃の不調は無視をして走る、補給は必要、ただし、ジェルより固形物だ。
ここのブナ林でブツブツ独り言ゾンビになってた私は他のランナーさんからは不気味にうつったことだろう(*´ω`*)

(as5~as6ヌカヅカ約70k)
再びカヤの平エイドへと帰り着いた私はまたも饅頭をいただき、コーラをいただき出発、今度は先程の無限林道をひたすら下るのだ、どうにかなる。 下りは足に響いてくるけど楽だ、すれ違うランナーさんと挨拶をかわしながら下る!🌠 どんどん下る! 何人かのランナーさんを抜き返していく、本当にトレイルランは何があるかわからない、気持ち一つ整理すれば動きが変わる(゜ロ゜)
それにしてもランナーさんも色々で60代とおぼしきオジサマ🍷🎩✨が結構いて、どの方もカッコいい、おれもあんなオジサマになれるのかなと心配になる、やはり、人間は今、なにをしたいかで顔つきや雰囲気もがらりと変わるのだな🎵私も気を付けたい!(゜ロ゜)
長い下りはもっと足にくるかもと思っていたがさほどでもなく、最終エイドまで快適に走れた!🌠 胃の不調はまだ続いており、これ以上の固形物の補給は無理だがなんとかなると思い込んで進んだ。

(as6~ゴール75km)
as6ヌカヅカでは 水とコーラのみいただきゴールへ向かう。
約五キロ 長い戦いだがなんとか10時間は切れそう、しかし、もう登りを走る力はなく🏃 平地と下りのみを走る。後、二キロの看板が見える、体中、汗でベタベタ、足もどろどろそれでも前に進む、この達成感、安堵感はなんだろう?
後、一キロ…おかえりなさい!スタッフの方が励ましてくれる、見上げるとゲレンデの上にゴールアーチ、一歩一歩膝を押しながら這い上がる、終わった、苦戦を強いられたけど終わったのだ、nicerun!! 誰かがいってくれた。

結果
9時間18分24秒
総合318人中 28位
年代別 88人中 12位

そしてレース後……ザックをおろすときに左肩がスースーすると思いみてみると、ザックの左肩のゴムの調整部分が見事に断裂されていたのだ……ちなみに右肩も亀裂が( ;∀;)
ああ、調子のっていれすぎたのか?走りが荒いのか…元々、もう少し軽量で楽しむパックなのかも、とにかくpatagoniaに修理の依頼やな😭後、自分自身の体も(笑)



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