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WEリーグと女子サッカーを応援する

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WEリーグ、なでしこリーグ、そしてなでしこジャパンといった女子サッカーを応援する記事をまとめていくマガジン。クラブの垣根を超えた交流と文化形成による発展への寄与を目指して。
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#なでしこジャパン

みんなで女子サッカーを楽しむ。新しいメディア、まもなく開幕

今それが必要な理由は、「きっかけ作り」WEリーグ2年目の開幕を目前に、今まさに正念場を迎えているという危機感がある。リーグだけじゃない、選手やサポーターも危機感を持っている。集客が足りない。そしてポジティブな話題量が少ない。 それでもサポーター同士、会うとすっごく盛り上がる。つまり熱量はあるのに、その実態ほど発信されていない。検索してもほとんどツイートが見つからないクラブもある。発信されていても、ひとの気を引くほど盛り上っていない。どこか発信を遠慮していると感じる節もある。

パパサポ対談|E-1で見つけた注目のWEリーガー

たくさんの発見があったE-1選手権AKIRA:まずは国内組だけで戦ったE-1選手権、素晴らしい選手たくさん見つけることができましたよね。個人的には宮澤ひなた選手(マイナビ仙台レディース)をまず挙げたいですね。華奢な体で当たり負けせずボールを失わない、予測による危機察知と刈り取り、攻めるときに一気にフィニッシュまで行く迫力…穏やかなキャラクターから想像させないプレーの鋭さというギャップと時折見せるあどけない笑顔に惹かれ、個人的に急上昇しました。 びえぇんるさ:(おぅ、いきなり

コスパ時代における女子サッカーの勝ち筋はどこにあるか

可処分時間の取り合いになっている「コスパ時代」において、サッカーはいつの間にか圧倒的不利なコンテンツとして認定されているらしい。ハイライトは約6分にまとまるのにリアタイは90分も拘束するのだ。それでスコアレスドローにでもなったものなら時間を返せと言..  先日のFOOT BRAINでも言及されていたが、試合中継でセットプレーの合間に即座にリプレイ映像を挟むその理由は視聴者の高揚をなるべく途切らせないためだという。多くの視聴者ニーズはそっちなのだろう分析ではハイライトしか求めて

いま日本女子サッカーに欲しいアイコン

日本女子サッカーの発展にもアイコンが必要だ。ワールドカップを制した2011年で言うところの澤穂希さんである。抜群の実績と圧倒的な存在感を放つリーダーであり、なでしこジャパンといえば誰もが澤さんを想起する、まさにアイコンだった。 アイコンの意味を引くと「憧れの的、象徴的なもの」とある。象徴的だからこそ人の目を向けさせ、惹きつけ、憧れを生むことができる。知人から勧められて、または、たまたま観るきっかけがあったとき、いま誰に注目すれば女子サッカーの魅力を惹きつけてくれるのか。そん

安藤梢という女子サッカー界の道標

たくさんの感動と充実感を与えたWEリーグアウォーズで、僕の心を打った雷の一つが「安藤梢」という存在でした。なんとなく勘づいていたことが決定的になった瞬間でした。それは何だったのか、安藤選手のことを調べながら紐解き、言語化したいと思います。 2009年以来のベストイレブン受賞の意味2009年のなでしこリーグを調べてみると、確かにベストイレブンに選出(当時で6回目)されているだけでなく同年のMVPになっていました。 安藤選手が初めてベストイレブンに選出されたのは2002年、つ