妄想の仮面浪人

仕事で行き詰まると、何もかもやめて大学行きたいなぁと思う。理学部で最初からきちんと数学科の数学をやってみたいとか、文学部で古典語に取り組んでみたいとかいろいろ妄想する。

現実的には、時間も費用もなさすぎて、大学進学は無理。若い頃に働きながら夜学に行ったときの気力体力はもうない。それにあの頃は独身で身軽だった。

すぐには実現しないけれど、日々の仕事を投げ出さないためにも、現実逃避の妄想も必要。それで、仮面浪人という想定にして、少しずつ受験勉強していこうかと思う。

進路は決まってないけれど、国立を受験するのであれば、外国語と国語は必ず必要。社会1科目は理系でも必須。理科は、文系だと基礎科目まででよいけれど、いずれにしても2科目になる。

国語は、受験勉強というよりも、古文や漢文が楽しいので、これをしっかりやっておいて、現代文で頑張らなくとも最低限の点をとれるようにしたい。

外国語は、共通テストをフランス語にして試験時間を短縮したら楽しそう。それでも、二次で頑張れるほどやり込む覚悟はないので、共通テスト満点を目指したい。二次試験は英語にして、英文解釈や英作文頑張って高得点取りたい。

理系受験なら、共通テストは地理で、8割弱は取れると思うのだけど、文系の可能性もあるので、とりあえず世界史を共通テストレベルまでやっておきたい。試験を解く作業自体は、地理よりも世界史のほうが楽なので、世界史高得点安定していれば、理系の場合には当日が楽になる。文系受験なら世界史・地理選択。前期文系、後期理系とかにも対応できる。

理科はいろいろやりようがあるけれど、とりあえず物理・化学になるだろうか。基礎科目というよりは、理系型で準備しておくことになるだろう。

数学は、受験対策よりも、まずは線形代数と解析学を先行して勉強してみたい。少し見通しがついてきたら、高校数学に戻って受験の準備をするのも楽しそう。

こんなふうに妄想を巡らせつつ、今日もまた終わりの見えない仕事に向かう。早く引退して大学行きたいな。

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