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ちからはもともとあることを信じる

はっきりとわかった
わたしはこれから、
息子たちの
生きるちからを奪わない
ちからはもともとあることを、信じる


"良い"結果を出すとか"成果を形にする"とかを
信じるのではない
失敗しても、間違えても
そこからまた進み出せる
そのちからがもともとあることを、信じる

やってみればいい
ほんとうは、失敗も間違いもない
ひとつの選択の結果があるだけ

こうしたら、こうなった
じゃあああしたら、どうなる
それを
自分で選んで、自分で決めて、自分で試す
そしてその結果を受けとめる、引き受ける 
そこから学ぶ、得る、不要なものは手放す

それを、繰り返してゆく
あらゆる場面で
 

もちろん求められれば手助けする
けど、先に手を出さない
可能性の話だけで、選択肢を狭めない

信じる
信じる
あなたたちなら大丈夫
"上手くいく"から大丈夫、なんじゃない
"上手くいっても"、"上手くいかなくても"、
大丈夫
あなたたちなら
だから
やってごらん
なにかあったら
帰ってきてひと休みすればいい 

望む結果が得られたとき
それ以上のシナジーを体験したとき 
そのよろこびは
おおきくておおきくて
あなたたちの心に、ちからをくれる
自信をくれる

そう
自分を信じることが
できるようになってくる
 
それを始める
ちからはもともとあることを、信じている
  
 

 
これにコミットさせてくれて
ありがとう両親

あなた方が
わたしのちからを
あるはずだったちからを

間違えさせてはいけない
失敗させてはいけない
迷惑をかけてはいけない、という愛のもと

それはダメだ 
アレもダメだ
こうしなさい 、と
安全な選択肢だけに限定したことで
おまえにはできっこないと
過小評価したことで

自分で選んで、自分で決めて、自分で試す
そしてその結果を受けとめる、引き受ける 
そこから学ぶ、得る、不要なものは手放す
といことを
できないままのいい歳したおとなになりました
 
 
そして
それでも今から自分の人生を生きようと
未熟ながらに
下手くそながらに
動き始めたら

親にとってはいくつになっても子どもは子ども、
と言いますが

また
同じことを繰り返してくるのですね 

間違えさせてはいけない
失敗させてはいけない
迷惑をかけてはいけない、という
"間違った"愛のもと

それはダメだ 
アレもダメだ
こうしなさい 
おまえにはできっこない

どんどんちからを、奪っていく
 
 
悲しかった
聴けば聴くほど
ちからを失っていくわたし
抵抗するちからさえも、奪われてゆく


ああ
これをされ続けてきて
今のわたしが出来上がったんだなって
とてもとても実感できた
 
 
おまえは母親なんだから
自分のことじゃなくて
家にいて
息子たちをちゃんと社会に出れるように
まだしてやらなきゃならないんだから
  
 
 
そうですね
そのためには
わたしはわたしを生きる必要があります

「息子たちをちゃんと社会に出れるように
してやらなきゃならない」
なんて思ってなくて

社会に出るのかどうかは
彼らが選んで決めることで
生きていくちからをつけること、は
母親としてすることだと思います

そしてそれは
家にいて
息子たちに過干渉すること、ではなく
息子たちから手を引くこと、です

自分で自分のことをさせること、です

 
生きるちからを奪わないこと
自分で選んで、自分で決めて、自分で試す機会を奪わないこと
そしてその結果を受けとめる、引き受ける体験を奪わないこと 
そこから学ぶ、得る、不要なものは手放すことができると信じること

信じること
信じることなんです
信じて、手放すことなんです

あなた方はそれをしなかったから
わたしのようになったのですよ  

なんでおまえはできないんだ、って言われても
できるようになるプロセスも
やってみようとする意欲も
信じて応援してもらえない

おまえにはできないから親が考えてやる、って
選ぶ機会も奪われて


あなた方のようにした結果
"ちゃんと社会に出れる"ような
わたしにならなかったでしょ?

現実が答え合わせです
明白です


失敗はない、けど、失敗です
間違いはない、けど、間違いだったのです

それでも
それすらも、愛からだった
それだけを、受けとります
あなた方の"やり方"は受けとりません


 
 
わたしはこれから、
息子たちの生きるちからを奪わない
ちからはもともとあることを、信じる

彼らには、ちからがある
信じる
そしてわたしにも、ちからはある
信じる

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