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鉄道の一枚 3

セミが鳴いている。

数日前から晴れ間が出てきた。洗濯する身としてはありがたい。今日は朝から日差しがあったので、布団も干すことができた。なんて、呑気なことを言うのも憚られるほど、今年の梅雨は雨が降った。それも全国的に。

我が家の近所も、数年前に崩れた山の道路が一番最近の大雨でまた崩れて通行止めになっている。でもそれ以上に被害を受けているところの事を思うと、言葉も出てこない。

数十年に一度って何よ?ここ毎年、数十年に一度、数十年に一度って、テレビからもスマホからも・・・。この表現を変えた方がいいような気がする。かといって、代案は思いつかないのだが・・・何かないだろうか?

それにしても・・・。

雨がおさまってみたら、あちこちの道路や線路が大打撃を受けていた。テレビで、流された鉄橋や崩れた国道を見るたびに胸を痛めずにはいられなかった。

肥薩線の鉄橋流出に始まり、くま川鉄道の「観光列車田園シンフォニー」が浸水していく様子もヘリカメラで見えたし、鹿児島本線も被害を受け、しまいには久大本線の鉄橋までもが流されてしまった・・・。

大きな国道も、いつもドライブで使っていた道路が崩れたりと、本当に「水」は恐ろしいというのを、まざまざと見せつけられた。しかしまだ梅雨明け宣言はない。雨の予報も出ている。これ以上、被害が大きくなりませんように、とひたすら祈るしかない。

撮った。

そんな中、ちょっと明るいニュースも入ってきた。西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」がウイルス対策を施して運行を再開。電車の中で焼く出来たてのピザ食べたい!

そしてJR九州の「或る列車」の博多~ハウステンボス間の運行再開。しかも、メニューが運行開始当初のメニュー!そう。或る列車が運行開始した2015年8月。私は当時、鉄道好きの同僚と一緒に勢いで旅行計画を立てて、切符をゲットして、大分~日田コースを走っていた或る列車を満喫していたのだ。

運行コースや月によってメニューが変わるから、毎月乗車する人もいるあの或る列車の最初のメニュー。暗くなっていた心の中に当時の明るい思い出がたくさんよみがえってきた。写真はその当時の日田駅停車中の或る列車である。めっちゃ懐かしい!

来月には豊肥本線も再開通する。「あそぼーい!」が戻ってくる!いいニュース、悪いニュース、それぞれあるが、乗り越えていくしかない。しんどいけど・・・、胸が痛いけど・・・、いつかまた旅ができる日を願って、私もがんばる。

もうこれ以上被害が大きくなりませんように。

記事を書くための栄養源にします(^^;)