見出し画像

人との出会いで人生が転がり出す

私が今、時間を費やしている仕事は家事と育児。いわゆる主婦だ。その隙間時間を見つけて文章を書いたり、派遣で仕事をしたりしている。今のこの仕事スタイルになったのには、人との出会いが大きく関わっている。

自分のキャリアに対する自信が圧倒的にない

私はけっこう職を転々としてきた。初めに働いた広告代理店には1年半、その後ワーキングホリデーに行って、帰ってきてからは派遣で仕事をいくつかして、その後マニュアル制作会社に就職した。ここでは3年弱働き、夫の転勤について行くことになった。転勤先でもアルバイトで細々と働き、ありがたいことに子どもを授かった。それから2人目が1才半になるまで完全な専業主婦をしていた。

こんな職歴なもので「何かやり遂げた」とか、「何か武器になるものがある」というものがない。年齢だけ重ねていって焦る気持ちはあるけれど、自分の働き方をどうするか、何を生かして働けばいいのか完全に見失っていた。

ママ友さんが新しい世界の扉を開いてくれた

何をすればいいかは分からなかったが、「働きたい」という意欲だけはあった。子育てをしながら働けそうなパート募集を探して応募したりしてみたが、ことごとく落ちた。土日休みの短時間パート事務は、需要が多く募集が出たらかなり殺到するらしい。どういう働き方をしよう…とまた悩んでいたときに、あるママ友さんと出会った。

その人は在宅でライターや校正の仕事をしているという。私も昔編集の仕事を少ししていたという話をしたら、「私がやっている校正の仕事、人がもう少し欲しいみたいだからやってみない?」と誘ってくれた。

全く在宅ワークとかは考えていなかったし、前述した通り、私は自分に自信がなかった。果たしてそんな仕事ができるか?悩みに悩んだ。しかしせっかく誘ってくれたご縁、つないでいこうと新しい世界に飛び込んでみることにした。

1つ踏み出した世界から、また新しい縁がつながる

1年後、校正の仕事がなくなるということで、話し合いのもとまた同じ会社からライターの仕事がもらえるように。そこからライターとしての1歩を踏み出すことになった。もう少しライターの仕事を増やしたいと思い、Twitterにあったライター募集に応募して採用された。

あの時、ママ友さんに仕事相談をして紹介してもらえてなければ、そこに飛び込んでいなければ、今この私はいない。人と出会い、新しいことに飛び込んでいくとまた新しい出会いがあり、そこでまた新しいことが始まる。人生って面白い。

人との出会うことでまた新しい出会いを期待して、noteで文章を書いている。ここから私の人生がどう転がっていくか楽しみで仕方ない。

はたらくを自由に

主婦をして1度仕事から離れた人は、また復帰するのに大きな障壁があるだろう。子育てをしながら子どもを最優先に働きたいと考えると、どうしても企業からは敬遠されがちだ。でも会社も働く人も、もっと柔軟な世の中になればいいのにと思う。

会社が本気になれば、リモートワークはもっと進むと思う。リモートでなおかつ短時間であれば働きたいという、潜在能力のある主婦はたくさんいるはずだ。人手不足が叫ばれてる今、働きたいと思っている主婦は大いなる戦力になるだろう。働き始めの時期が子育てで一番大変な時期だ。その後はどんどん手がかからなくなり、仕事に比重を置けるようになる。

もっと柔軟に、もっと自由に。年齢も性別も関係なく、多様な働き方が受け入れられる社会になっていって欲しいと思う。


※投稿コンテスト「#はたらくを自由に」に参加しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?