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二度とやらないコントの台本

ごきげんよう。
翠凪あ子(みなぎあこ)です。


↑の挨拶でお分かりでしょうか?
ワタシはかつて、中学時代を女子校で過ごしました。


校舎の裏には百合の花マドンナリリー清潔な寮とりかごには七不思議かくしごと踊り場ダンレボには宗教画サイゼリア木造校舎サンクチュアリを包み込む、あどけない少女たちの笑い声アメイジンググレース


そんな女子中学生が、母上やセンセには教えない、内緒の趣味・・・


中学の頃、こっそり書いていたコントの台本です。


コント「非行少年」


相・・・相方(ボケ)
私・・・ワタシ(ツッコミ、今回のネタ担当)

(相:セーターとリボンなしでジャケット)
(私:ジャージ)

私(ポケットに手をつっこんで小走りで登場)
相(追ってくる)「ちょっと君!」
私「…ンだよ」
相「今、店の商品万引きしたでしょ」
私「してねーし」(下向いて)
相「したでしょ」
私「してねーよ」
相「しーたーのー!」(叫ぶ)


相方のこと何歳だと思ってたんでしょうね
隣のクラスの同級生 14だよ

本当に可愛いからこれやらせてもきつくなかったんですよ!笑顔が似合う黒髪ショートの天然愛され系


私「子供かよ!てかお前は誰だ!」
相「俺はサツだ!」
私「えサツって自分で言うもの?」
相「だってみんな俺をサツって呼ぶから!警察って言ったとたんサツって呼ぶんだから!否定するんだから!」
私「だからって自分をサツって呼ぶ奴初めてだよ!てか何の用だよ」


全部知らないくせに言ってるからいまだに分かんない。一人称サツのサツが割といたらどうする?これ



相「さっき(指さす)あっちのコンビニ!○○(校名)マートで万引きしたでしょ」


ワタシたちの間で校名いじりがブームだった時期です。嫌味な反抗期だな

私「してねぇっつってんだろ」
相「もう全部知ってるんだ!とりあえずポケットの中身全部出せ」
私「ちっ…」(ポケットからハンカチ、プリクラ、ライター、生徒手帳出す)
相(ハンカチとる)「これ何だよ」
私「いやただのタオルだろうよ」
相「ハンカチだァアアア!」
私「何そのムダな熱」
相「いやそんなのはどうだっていいんだよ」(ハンカチ捨てる)
私「おい!」


実際、ハンカチとタオルの違いは一応あるらしいです。
ハンカチ携帯ヤンキーがまず変じゃない?女子校育ちの想像の限界。


相(プリクラとる)「これ…」
私「何でさっきからとったやつ以外に興味示すんだよ」
相「撮ったやつだろ?プリントシールは」
私「オヤジくせーこと言うな!何だプリントシールって」
相「おっこっちは彼女さんか」
私「そんな話にふれなくていいよ」
相「可愛い子じゃねえか」
私「うるせ」
相「こっちお前か」
私「そうだろうよ」
相「美化って恐ェな」
私「黙れ!」


難しい漢字と小文字のカタカナを一緒に使ってたのは、確実に当時読んでた文ストの影響です

もうツッコミが無感情になってきた 文書き写すの嫌で

相(肩に手おく)「彼女さん大切にな」
私(ほどく↑)「失せろ!」


↑、何

相(プリすてる)(手帳見る)「あっ生徒手帳…?」
私「何でまた捨てたんだよ」
相「えー翠凪くんか…君、どこ中?」
私「…○○(校名)中だよ」
相(鼻で笑う)「だっさwww」
私(さえぎる)「やめとけ!」


ワタシたちの間で校名いじりがブームだった時期とはいえやめとけ
色んな思いがこもってただろうよ

相「あとはコレ」(手帳捨てる)(ライター手にとる)
私「遅ぇよ。あともう捨ててんのツッこまねーから」
相「お金払ってないよね」
私「…っ」(舌打ち)
相「正直に言え。ダニ吸うために盗ったんだろ?」
私「ヤニだろうが!何が『ダニ吸う』だよ俺はダイソンか!」
相「…ヤニ一本吸うと、寿命が何年縮むか分かるか」
私「何年…分かるかよ…」
相「5分半だ」
私「…年を聞いてからくと大したコトねえな…」


原文ママ。多分「くと」だと思うけど、横に書いてるのに間違うことないじゃんね

相「5分半の重みを知るんだ!5分半で何ができる?」
私「…カップラーメン?」
相「違うだろ!人生のラスト5分半だ!もう死ぬと分かっていたら、何をする?」
私「…ゆい言を、ゆい言状をかく」
相「違う!大切な人はお前の声が聞きたいんだ!」
私「…彼女に電話する!」
相「プルルルルル翠凪君?」
私「はっめぐみ!!実は俺、あと5分半…?で死んじゃうんだ」


コントの中でコント漫才始まったけど???????????????

相「そんなあ!!…(泣き崩れる)それで、電話してくれたの?」
私「ああ…俺が死んでも、元気でな。泣くんじゃないよ…俺だって」
相「いやだ…翠凪君がいない世界なんて…」
私「大丈夫。めぐみならきっと素敵な人が見つかる」
相「翠凪君…」
私「めぐみ…一緒にいろいろ行ったな…思い出は、いつか誰かと幸せになっても、忘れないでほしい」
相「分かった…あの私っ5分半でーす」

私「何だよこの茶番!?時間返せよ


ここまで読んでくれた人もそう思ってるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん



相「その5分半が返ってこないからタバコは吸わない。いいね」
私「怒るのヘタクソかよ」
相「お前…万引き1回目か」
私「そうだよ初めてだよ」
相「嘘だ!何度でも(×2)したくせに!」


×2すら懐かしい!

私「してねーから!そういう偏見を持ってるから大人はヤなんだよ」
相「これ、1人で万引きしたのか」
私「1人でやったよいちいちうっせーな」
相「嘘つき!うれしいたのしい大好きな仲間と決戦は金曜日!っつってやったろ」
私「何回ドリカム歌えば気が済むんだよ!?…俺が悪りかったよちゃんと店に返すよ」
相「そうだ!でその店でガムでも買って詫びろ、な?」
私「何でガムなんだよ」
相「お口直しだよッ!!!」
私「吸う前ていをやめろ!」
相「彼女さん…めぐみちゃんとチューするとき臭うしー」
私「吸う前ていをやめろ!もう俺帰るからな!」(去る)
相「ひと仕事…ふう。あ」(ハンカチとかに目配せ、ハンカチ持ち上げかけるがはなしてにげる)


最後が一番キモ



ここまで読んでくれてありがとう。もう読みたくないよね。ワタシももうこれ以上書き写しません。

あの頃のワタシも今のワタシも、やり方は違うけど、誰かの笑顔が見たいんだな〜みたいな、そういう柔らかい締め方をしたかったんですけど、昔の自分が変すぎて結果オーライにならないね……

オチ?ないかも……

嫌な中学生だな……


👏 👏

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