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自社サービスを開発している会社で働くということ

これは CAMPFIRE Advent Calendar 2024 12日目の記事です。

CAMPFIRE入社4ヶ月目のエンジニア、akoです。よろしくお願いします。

前職まではSESや受託開発を行っている会社にいました。
新卒時から数社渡り歩きましたがどこも同じような感じで他社様のシステムを作ることずっとやってきました。顧客に要件を確認したり仕様を固めたり、設計をしたりしていましたが、基本はゴリゴリとコードを書いていることが多かったです。
自分自身プログラムを書くことが好きで、最初の会社の新人研修で初めてオブジェクト指向のプログラミングを習い出した頃、寝る直前まであれこれ考えてたら洗濯機オブジェクトの洗濯するメソッドに引数で洗濯物を渡して一生懸命洗濯しようとする夢をみてうなされるなど、頭の中がプログラミングでいっぱいになってもそれもまた楽しかったりしました。

エンジニア=プログラムを書く人、動くシステムを作る人
といった感覚で、求められるものをちゃんと作るのが仕事、その範疇で成果を出していればOK、という環境に身を置いていました。

そんな自分が、自社サービスを開発しているCAMPFIREにJoinしたいと思ったきっかけと、実際に一員となって思うことを書きたいと思います。

きっかけ 〜それ、私が作りました!って言いたい〜

これまでいくつかの受託案件でWebシステムやアプリを開発してきました。
医療系、旅行業界など業種も特定のものではなかったのでその時々で必要になる業務知識を身につけながら要望通りの成果物を納期に間に合わせて仕上げ、それが終わったらまた全く別の業種の案件、という感じです。
仕様などを提案をすることもありましたが当然最終的な決定をするのはお客様なので、こうするともっと良くなるのになーと思っても実現に至らないこともよくありました。

あるとき、自分が参画した案件で開発したアプリが、お客様の所在地の地域でとある賞を受賞したと連絡がありました。
該当の記事には、お客様の会社が独自に作成したアプリというふうに書かれていました。確かに納品してしまえば所有権はあちらにあるので仕方ないことなのですが、自分の会社の名前も何も一切出ておらず、せっかく携わったアプリが取り上げられているのになんだか残念な気持ちになってしまいました。
それ、私が作りました!私の会社のです!って言えたら受賞をもっと喜べたのになと。
そのとき、他社様のものを作るのではなく、自社で開発して世に出したい!と思ったのが、最初のきっかけです。

そしてこの辺りの時期にたまたまCAMPFIREの求人情報を見かけました。
以前から支援者側でサービスを利用していたこともあって身近に感じられたことと、誰かの挑戦を応援するこんなサービスってまさに私がやってますって言いたいやつでは?!と思い、エントリーした結果ありがたいことに入社することができました。

実際のところ 〜終わりのない開発へようこそ〜

入社後のオンライン歓迎会的な場で、私が受託畑から初めて自社開発の会社に来ましたと話した時にチームメンバーの一人からかけられた言葉です。

「終わりのない開発へようこそ」

なるほど自社サービスを開発しているということは、納品して終わりとか、契約期間満了で終わりとかはなくて、より良いものにするために機能を追加したり改善したり、サービスが続く限りずっと開発が続くということか。
当たり前のことかもしれませんが、改めてこういう世界に入ってきたのだと思った瞬間でした。
実際、それぞれのEpicなどには実施時期が決められたりしますが、納期という概念ではなく、達成させればまた次のEpicに取り掛かり、開発しながらも次々と施策が湧いてきます。
それは、サービスを現状維持で止めることなく、どうすればユーザにとってより価値のあるものを提供できるかを常に考え続けているから、これで満足という終点がないということです。
ゴールが見えないと言うとつらそうな印象になりますが、走っている道の要所要所で達成感を味わいながらいつまでもそれを追い続けられるというのは楽しくて贅沢なことだとも思います。
そしてもう一つ、自社サービスを提供するということの大きな特徴として、それに対する責任と覚悟というのがあります。
ユーザがときに人生を賭けて挑戦したいことがあって、サービスを通してそれを応援する。ここに、提供する側としての責任が生まれて、それを負う覚悟が必要になってきます。
覚悟を持つというとまた重い表現ですが、ある意味、すごく面白いことでもあるのかなと思います。
みんな、覚悟を持ってサービスを提供し成長させている。本気の人たちの集まり。自分もそこに加わること、一言で言えば「やりがい」みたいな意味ですが、だからこそサービスや会社を成長させていけるし、自分も進歩できるし、なにより何かを本気でやるのは面白いのです。

「終わりのない開発を覚悟を持って続けていく」

自分が選んだのはこんな場所でした。

おわりに

エンジニアの働くスタイルというのはいろいろあって、その中の一つに自社サービスの開発というのがあります。受託とはやり方や考え方が違って、知識として知っていても自分がその中に入ってみないと感覚が掴めないことも多いです。
だから、やってみたいなと思っているだけでなく、実際に動いて挑戦してみて良かったと思っています。まだ完全に受託脳から自社開発脳に切り替えられてはいないのですが、これからも知識、感覚共にアップデートを続けていきます。
幾日か経った頃には今回の記事が拙く見える日が来ることを願いつつ。
以上、ありがとうございました。


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