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うちにゃんが教えてくれたこと①

私は10年ほど前に離婚している。
その後、娘と東京に引っ越してきて、保護ネコをもらい受け、飼い始めた。

ネコを飼うのは、東京に引っ越したら必ずやると、娘と約束したことの1つだった(もう1つは、娘が自分の部屋を持てるようにすること)。
そして、それは私の希望でもあったので、すぐに実現した。

「うちにゃん」が教えてくれたことは、たくさんあるので、これからも折に触れて書いてしまうと思うから①とするけど、いちばんは、「ありのままの姿で愛し愛される」ことのすばらしさだと思う。

うちにゃんは、オスのキジトラだ。珍しくない種類、Mixだし、おまけにオスなので身体が大きく、体重は7キロ台。小型犬よりも大きい。
そして極度のツンデレ。これもキジトラによくある性格らしいけど、なにせ、ネコを飼うのが初めてで、予備知識ないまま、まさに授かりものとしてもらいうけた。

身体が大きく、大食漢で、ツンデレで、気に入らないと怒る。
そして、トイレ、うんちもおしっこも、よくはずす(笑)
身体が大きくて、身体はトイレの中なんだけど、肝心の・・・がトイレの外に出ていることがままある。
私が冬、長期で留守にした時、2年連続で膀胱炎になって、とても心配した。体質の問題で、使用できる抗生剤が限られているため、食事をはじめとする体調管理に気を遣う。

そんなこんなで、思った以上に手がかかるのだが、本人は、ただただ、ありのままに、怒ったり、喜んだりしながら、彼なりのやり方で、私たちを大好きでいてくれる。
そして、私と娘も、そんな、手がかかる、失敗の多い、気ままで気分屋なうちにゃんを、心から愛している。

うちにゃんのおかげで、私と娘は、お互いの欠点やだめなところを、おもしろみに感じ、笑い飛ばせるようになったと思う。直そうと努力する必要もない。
できないことがあっても、いつも失敗してしまうことがあったっていい。
上手くできることもできないことも、そのすべてが、その人、そのものなんだと受け入れられるようになってきたのは、ほんとにうちにゃんのおかげだ。

ありのままを受け入れたり、受け入れてもらったりすることの心地よさがわかっていたら、結婚生活も、ちょっと違っていたのではないかと思ったりする。

でもまあ、いまわかったから、わからないままでいるより、よしとしよう。
うちに来てくれて、ほんとうにありがとう。

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