ケアマネが頻繁に変わる家はヤバい!

ケアマネも会社員なので異動もあれば、退職もあります。また、新しいケアマネが入ってきた際も、ケアマネの件数調整のためケアマネが変わることがあります。
ただ、そうだとしても頻繁に変わるケースがあります。しかもそんなに少なくない。
こういうケースは十中八九、本人かその家族、またはその両方に問題があります。

私の場合は常時担当しているケースの1割以上がそういった感じですが、こういったケースの場合、自分たちが困難ケースという自覚を持っている人はほぼいません。それどころか、訪問すると前任のケアマネがどれだけ非常識で無能だったのかを長々と聞かされます。
正直、あれほどの苦痛はありません。
今回はどんなケースがケアマネから問題ケースとして認識されるか紹介します。

① 介護保険のサービス以上のものを求める。
一番多いのがこれです。ヘルパーにできない家事を求める(ペットの世話や役所の手続き等)のは序の口で、最近だと本人がコロナワクチンの摂取を嫌がっているが家族では説得できない。だから、ケアマネやヘルパーが本人を説得してくれということがありました。
ちなみにそれを断ったところ、マンションの管理会社に連絡し、管理会社から本人を説得するよう電話をかけまくっています。

② 家族関係の改善をケアマネに求める。
私が言われた中で強く印象に残っているのが「家族関係をなんとかするのもケアマネの仕事だろう!」(原文ママ)です。困難ケースのほぼ全てが家族関係に問題を抱えています。ただ、家族関係は介護サービスでどうにかなるものでもなく、ましてやケアマネにはどうしようもありません。

③そもそも自宅で暮らすことが無理。
本人が病気であることに加え、介護するはずの家族も障害や病気を抱え、頻繁に近所とトラブルを起こしている。またはお金も人手もないのに、自宅で暮らそうとする。
もう誰が見ても明らかに自宅で暮らすのは無理なのですが、本人たちはなぜかそれに気がつかないんですよね。

なぜか、自分の親のケアマネがよく変わるというケースがありましたら、自分の親、または家族がこれに近いところはないか確認してみてください。何も問題がないのにケアマネが頻繁に変わることはありません。
ケアマネは仕事なので言いませんが、ケアマネが変わるのは絶対に理由があります。

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