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白木位牌と本位牌

「1番問題なのは、白木位牌ですね」

思いがけない言葉に、旦那と私の頭は、はてなマークが飛び交う時間となった本日の棚経


数日前に書いたように、母は仏壇のある部屋を使っていたので、お店をしつつ家の片付けをするのは、なかなか大変なことで、とうとう旦那が見かねて、今朝「掃除したるわ」と掃除機と拭き掃除をしてくれ、指定時間より遅れてきてくれたおじゅっさんに感心しつつお迎えする。

我が家は、真言宗で、真言宗では僧侶のことを「和尚(わじょう)」と呼ぶのが一般的とWEBには掲載されているが、住んでいる地域ではたいてい「おじゅっさん」

読経が終わった後、「母も居らずで、盆飾りなどよく分からず、至らぬところがあれば、教えて下さい」とお伝えしたところ、冒頭のようなご回答


我が家には、4人の仏様がおられるのですが、一番最初に仏様となられた祖父のみ本位牌で、私の父を含めた3人が白木の位牌

おじゅっさん「もう月日も随分と経っているので、本位牌にされては!?とお母様にも何度かお伝えはしていたのです」と続けてお話される

夕食のとき、「49日法要のときには本位牌にしないといけないとネットに書いてあったな…」と旦那がボソリ

私もおじゅっさんが帰られた後すぐに、ネットで同様の情報を得、「十分に本位牌にしていい期間には達していますよ」と上手にやんわりとおじゅっさんがおっしゃって下さったことに感心しつつも、母に任せっきりで知らなかったとはいえ、3人の没後すでに20数〜35年、さすがに時間が経ち過ぎよねと反省した次第

お寺関係のことは、本当にまるっきり知識がない

明治生まれの厳格な祖母の影響もあり、唯一、真言を唱えることだけはできるのだけど…

仏様となられた人々との関係で紆余曲折した自分の人生も折り返し地点に差し掛かかり、様々な事柄を上手く自分の中で消化できたのもあり、これからは色々とおじゅっさんに教えて貰い、先祖供養もしていかねばと思う

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