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舞浜戦記・第2章【スプラッシュマウンテン:修行編】

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TDLの名物アトラクション・スプラッシュマウンテンでの修行の日々を綴ります。本編は僕のキャスト歴の前半から中盤にかけて、一人のキャストとして修行中だった期間を中心に。
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記事一覧

【舞浜戦記第2章】お祭り男が僕を呼んだ理由【後編】スプラッシュ・マウンテン053

前回のお話。 トレーナーは、必ずトレーナークラスという研修を受ける。 これは現場のトレー…

あっくんさん
2か月前
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【舞浜戦記第2章】お祭り男が僕を呼んだ理由【前編】:スプラッシュ・マウンテン052

今日もクリッターカントリーは平和に営まれている。 グランマ・サラのキッチンの入口はお腹を…

あっくんさん
2か月前
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【舞浜戦記第2章】味方を作る天才【後編】:スプラッシュ・マウンテン051

前回のお話。 僕が早番シフトで、外浮きになったある日のこと。 その日は6月の温暖な時期で、…

あっくんさん
4か月前
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【舞浜戦記第2章】味方を作る天才【前編】:スプラッシュ・マウンテン050

その人は、ジミニークリケットにそっくりだった。 「ヨコちゃん」はリード(責任者)の1人だ…

あっくんさん
4か月前
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【舞浜逗留亭:特別編】スペース・マウンテンのヘッドセットについての、誰も暴露して…

みなさんこんにちはー! あっくんさんです。 僕は普段、舞浜逗留亭というブログを書いていま…

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【舞浜戦記第2章】「選ばれた男2」、岩の上に立つ:スプラッシュ・マウンテン048

辞めるか、辞めないか。 僕は悩んでいた。 日頃の不満はいつまでも消えることがなく、僕を悩…

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【舞浜戦記第2章】全ての手順には理由がある:スプラッシュ・マウンテン047

スプラッシュ・マウンテンにいた頃の、ごく初期の日々。 勤務を重ねて1年くらい過ぎた頃だろうか。 どんな貴重な体験をしていても、毎日同じ作業を繰り返していれば、遅かれ早かれ「飽き」てくるのは正直、否定しようがない事実だ。 元々、いつまでやろうと決めて入って来たわけじゃないし、僕自身もいつまで続けられるかは気分次第だ、と軽い気持ちで続けていた。 一緒に入ったキャスト仲間たちは少しずつ去っていき、それぞれ自分の新しい進路に向けて旅立っていった。 じゃあ、自分は? 一つ確かなこ

【舞浜戦記第2章】リードに「殺すぞ」と言われた日:スプラッシュ・マウンテン046

前回のお話はこちら。 僕は、明らかに調子に乗っていた。 最近外浮きが増えたな、と感じたの…

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ムカつく先輩に一泡吹かせる方法はあるか?:スプラッシュマウンテン018

いよいよ第2章に入っていきます。 いきなり喧嘩腰のタイトルにしたのは、スプラッシュ・マウ…

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スピールの流儀(上):スプラッシュ・マウンテン019

キャストになって一番最初に苦労することと言えば、横文字文化かもしれない。ディズニーは何で…

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スピールの流儀(中):スプラッシュ・マウンテン020

初めて勤務したアトラクションが、キャストとしての気質を決める 蒸気船マークトウェイン号は…

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スピールの流儀(下):スプラッシュ・マウンテン021

スピールは基本中の基本であり、無限の可能性を発揮する武器であるどうすれば、ゲストはボート…

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僕はこんなに頑張ってますアピールは、自己満足に過ぎない:スプラッシュ・マウンテン…

非喫煙者の僕がライターを携帯していた理由スプラッシュのコスチュームは、襟付きの格子柄のシ…

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ディスパッチ・ランタンと増設された小さなランプ:スプラッシュ・マウンテン023

スプラッシュ・マウンテンがオープンしてから半年ほど過ぎた頃だったろうか。 それはある日、突然現れた。 乗り場に、それまでなかったあるものが取り付けられているのに気付いた。 乗り場の、ボートの向こう側に、台状になった岸がある。反対岸、2台止まるボートのちょうど中間あたりの部分に、角ばって飛び出た台上の部分に、一つのランタンが設置されていたのだ。 縦長の、上に円錐形のとんがり帽子の屋根がついた、筒状の黄色い光を放つランタンだ。 運営が始まると、そのランタンは時々明かりが灯るこ

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