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舞浜戦記・第1章【スプラッシュマウンテン:オープニング編】

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僕が舞浜のテーマパークにて勤務していた時の記憶と記録を再編集しました。 本編は僕のキャスト歴の初期に相当し、一人のキャストとして修行中だった期間を中心に語ります。
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#キャスト

小動物の郷(くに)の片隅から眺める日々:スプラッシュ・マウンテン000

1 闘いの幕開けと、マイ・フェイバリットシーンスプラッシュマウンテン。 この言葉を、僕は…

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身長制限の違いが生む喜劇と悲劇・幼児もまた、闘っているのだ:スプラッシュ・マウン…

僕はランドにある代表的な、いわゆる三大マウンテンのキャストを経験している。スペースマウン…

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工事中のクリッターカントリーはまだまだ未完成、そしてトレーニングは始まった:スプ…

新しいものが好きだ。 家電製品はピカピカだし、服はシワもなければシミひとつないし、本はイ…

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最初の僕らのスキルは、まるでシステムに追いつけていなかった:スプラッシュ・マウン…

どこにもない職業をやりたいと思った僕がキャストをやろうと思った理由の一つに、他のどこにも…

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スニークオープンはドキドキの終焉であり本番へのステップだ:スプラッシュ・マウンテ…

ぎこちない僕らのアトラクション運営も、その後のキャスト・プレビューとスニークオープンを経…

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さあ、お祭り騒ぎだ!オープン初日がやってきた:スプラッシュ・マウンテン009

スプラッシュ・マウンテン最大のイベントと言えば、やはりこの日をおいて他にない。1992年10月…

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システム調整は波乱の幕開け:スプラッシュ・マウンテン010

正直、この一連の回想録は、非常に地味で面白味が少なく、派手さに欠けると思っている。しかも昔話なので、当時のTDLを知らなければ伝わりにくい部分も多い。 そして最新の東京ディズニーリゾートは、随分遠くまで行ってしまった。当時のスプラッシュ・マウンテンにはまだファストパスもシングルライダーもない。 遠い世界の寓話を立ち聞きしたつもりで、お読みいただければと思う。 ☆ もし僕が書いたこの回想録を、かつて一緒に勤務したオープニングキャストが読んだらきっとこう思うだろう。 一番ネ

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10月9日はオープニングキャストにとって史上最悪の日:スプラッシュ・マウンテン011

本編を理解しやすくなりますので、先にこちらをお読み下さい。 「あの日」とは、オープニング…

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マニュアルと、僕がオープニングリードを尊敬する理由:スプラッシュ・マウンテン012

前回、非常に重い話を書いたので、今回はちょっとライトな話をします。 SOP(Standard Operat…

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最高の大人気リードからの助言、そして僕はトレーナーに選ばれなかった:スプラッシュ…

お祭り騒ぎは混乱と共に駆け抜けて行った。 熱狂と混乱と共にオープンしたスプラッシュではあ…

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我が模範トレーナー・タカオさん:スプラッシュマウンテン014

今回は、僕が歴代最も素晴らしいと評価していた、理想のトレーナーについてお話しよう。 ★ …

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才能とは、勝ち取るもの?:スプラッシュ・マウンテン015

今回はネタ抜きなので、面白くないですよ(笑)。 スプラッシュマウンテンがオープンした当時…

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年末年始の醍醐味はミッドナイト・シフト:スプラッシュマウンテン016

前回はこちら。 今回は上記の、一年後のエピソードです。 僕が当時のことをメモに記しておい…

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跳ねっ返り娘のマキ:スプラッシュ・マウンテン017

書こうか書くまいかとずっと悩んでいて、いっそ忘れてしまおうと思ったけど。 でも残しておきたいこともある。 ささやかな思い出のかけらを、残しておきたかった。 春の新人のトレーニングに、リード達は頭を抱えていた1993年の春にスプラッシュは初めて3日間トレーニングによる新人を迎えることになった。 春キャスト、略して春キャスは大体2月の終わりくらいから現場に配属される。募集をかけるサテライトが2月の上旬に開催されるからだ。 僕らオープニングキャストは全員10日間のトレーニングを

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