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「させていただく」が気になって調べてみた

「させてもらう」の謙譲語
相手の許可を受けることと、それによって自分が恩恵を受けることの意味が含まれる。
なので、
・相手の許可が不要、または得ていないこと
・自分に恩恵が無いこと
には使わない。

一旦、敬語から離れて、「させてもらう」で例文を考えてみる。

・友人の旅行に同行させてもらう。
・おばあちゃんから昔話を聞かせてもらう。
・友達と一緒に写真を撮らせてもらう。

次に、目上の人からその恩恵を受ける場面に置き換えてみる。

・先輩の旅行に同行させていただく。
・先生から昔話を聞かせていただく。
・お客さまと一緒に写真を撮らせていただく。

また、~させていただく、の「~」にくる動詞が敬語になっていると、二重敬語となり、不適切。以下は二重敬語の例文。

・お届けさせていただく
・お話しさせていただく
・お聞かせいただく
・拝見させていただく
・ご参加させていただく

参考にしたサイトに、「させていただく」だらけの例文があったので、転載します。

それでは私が○○について解説させていただきます。まずこの件の専門家の△△さんにお話を伺うために事務所に訪問させていただきました。(中略)数字を正確にお伝えさせていただきたいのでメモを見させていただきながらお話させていただきます。

https://business-mail.jp/expert/10780

相手の許可と、恩恵を受けるのは、2文目だけ。
それ以外は「させていただく」を使わない表現に置き換えられる。

それでは私が○○について解説いたします。まずこの件の専門家の△△さんにお話を伺うため事務所に訪問させていただきました。(中略)数字を正確にお伝えするためメモを見ながらお話いたします。

https://business-mail.jp/expert/10780

「させていただく」自体は間違った表現ではないとわかった。
使いどころは
・自分が
・「相手の許可」を受けてその行為をすること
・その行為によって恩恵を受けること
この条件が整っている場合に適切な言葉ということでした。

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