「させていただく」が気になって調べてみた
「させてもらう」の謙譲語
相手の許可を受けることと、それによって自分が恩恵を受けることの意味が含まれる。
なので、
・相手の許可が不要、または得ていないこと
・自分に恩恵が無いこと
には使わない。
一旦、敬語から離れて、「させてもらう」で例文を考えてみる。
・友人の旅行に同行させてもらう。
・おばあちゃんから昔話を聞かせてもらう。
・友達と一緒に写真を撮らせてもらう。
次に、目上の人からその恩恵を受ける場面に置き換えてみる。
・先輩の旅行に同行させていただく。
・先生から昔話を聞かせていただく。
・お客さまと一緒に写真を撮らせていただく。
また、~させていただく、の「~」にくる動詞が敬語になっていると、二重敬語となり、不適切。以下は二重敬語の例文。
・お届けさせていただく
・お話しさせていただく
・お聞かせいただく
・拝見させていただく
・ご参加させていただく
参考にしたサイトに、「させていただく」だらけの例文があったので、転載します。
相手の許可と、恩恵を受けるのは、2文目だけ。
それ以外は「させていただく」を使わない表現に置き換えられる。
「させていただく」自体は間違った表現ではないとわかった。
使いどころは
・自分が
・「相手の許可」を受けてその行為をすること
・その行為によって恩恵を受けること
この条件が整っている場合に適切な言葉ということでした。
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