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#01 なぜ決めた?通信制芸術大学 | 大人の「学び直し」

2024年4月から通信制の芸術大学に入学し、お仕事のかたわら、空き時間で勉学に励むことにしました。今日はそのことについて、5W1H形式でお話しします。

Who: 誰が?

私が…なのですが「あなた誰?」状態だと思うので自己紹介します。

中〜高校生の頃にフランス人の女の子と文通をしていたことから、ずっとフランスに憧れを抱いていました。大学在学中からフランス国内を旅し、その文化や郷土料理に触れたことがきっかけで、フランスの名産品であるワインにも興味を持つようになります。最近は、ワインと料理のペアリングがマイブームです。

本業は都内のスタートアップ企業で、広報・ブランディングなどを担当しています。

Where: どこで?

京都芸術大学 通信教育部 芸術学部 デザイン科 食文化デザインコースに入学します。

近年、大学教育では「食」が重要なキーワードになっているようです。立命館大学が2018年に食マネジメント学部を新設し、今回私が入ることにした京都芸術大学でも、食文化デザインコースを今年2024年に新設します。

これまで「食」を学ぶといえば、調理学校や栄養学といった切り口で学ぶことが多かったと思います。

それが、大学というアカデミックなフィールドで「食」を様々な角度から学べるようになってきたのが、最近のトレンドらしいです。

What: 何を?

食を文化芸術ととらえ、食に関わる幅広い知識と豊かな感性を学ぶ。

と大学のWebサイトにもある通り、食について多角的&芸術的な観点から学びます。

専門科目のカリキュラムを見ると、どれもとても楽しそうで、今からワクワクしています。学部共通科目では芸術史やデッサンなど、いかにも芸術大学!なものから、マーケティングやブランディングなど、仕事に活かせそうな授業もあります。

When: いつ?

4年制大学(学士課程)なので、本来は4年間在籍します。しかし私はすでに他の大学を卒業しているため、3年次編入という形で入学できます。この制度を使えば、最短で2年間で卒業できます。

ただ、上述の通り面白そうな授業がありすぎて、2年以上在籍してしまうかも…?お財布と相談ですね。

Why: なぜ?

18歳で入った大学は、研究したことが明確になっていなくて、何を研究したら良いかすごく迷っていました。あまりにも不完全燃焼で、卒業して20年ほど経った今でも、もっと勉強しておけばよかったと後悔しています。

2019年頃からボランティアとして母校に関わったことで、悩んでいた学生時代を思い出し、いつかまたアカデミックに、自分の学びたいことを掘り下げて研究できたら…と考えていました。

今回、大学で学び直すことを決めた理由はいくつかあります。

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家庭料理とワインとのペアリングがマイブームだから

一番大きな理由はこれ。味覚や食の鑑賞など、ペアリングを楽しむために、食の楽しみ方を学びたいと思いました。さらに味わいだけでなく

その土地の名産品、食文化、習慣なども学ぶことでよりストーリーのある相性を楽しむ

(一社)日本ソムリエ協会 教本 2023

ことができると、ソムリエ教本にも書いてあります。食べることだけでなく、ストーリーを語れるような学びにつなげたいです。

日本食についてもっと勉強したいから

これからのライフスタイルは、地球・自然・環境と共存していく流れに向かっています。伝統的な食事は環境への負荷が少なく、無駄がありません。

食からは少し離れますが、着物についていろいろ調べていたとき、江戸時代の人たちは、仕立てた着物をほどいて作り直したり、雑巾にしたり、最後は火にくべたりして、無駄なく使っていたことを知りました。

同様に、日本食もエコなので、日本食を学ぶことで、持続可能な社会の実現について深く考察したいです。

世界の郷土料理を再発見したいから

フランス各地や、これまで行った旅の中で、さまざまな郷土料理に出逢いました。国際学を専攻したくらいなので、元来、海外事情には大変興味があります。世界の郷土料理について、改めて学びたいと思っています。

芸術学やクリエイティビティを身につけたいから

これからの時代、AIやロボットが人間に代わって働いてくれるはず。そうなったら人間は何をするんだろう?と考えたとき、私の中では、人間が担うものは文化であるという結論になりました。
文化を鑑賞し、楽しむこと。それはつまり芸術なんだろうなと解釈し、芸術学部に挑戦することにしました。

こんな画像を見つけてしまった…

食やワインのコミュニケーションの取り方を学びたいから

昨年、ワインやレストランの広報活動のお手伝いさせて頂くことがありました。普段、私がやっているBtoBビジネスのIT企業での広報とは全く違ったアプローチが必要なんだなと感じました。企業の広報に携わるのは、ずっと前から希望していたことなので、食やワインのコミュニケーションの取り方もまた、学びたいことの一つです。

How: どのように?

通信制大学なので、基本的には東京の自宅で学びます。オンラインで講義を受けたり、本を読んでレポートを書いたり、講義をもとに自宅の台所で実践することもあるようです。


忙しくなりそうですが、今はワクワクした気持ちでいっぱいです。この先にどんな新しい知識が、どんな新しい出会いが待っているのか…とても楽しみです。

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