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時間はお金より尊い

時間は大事だと頭の中ではわかっていても、日々流れる時間を意識して過ごすには、相当な時間感覚を身に着けなければならない。

私が日々述べている「好きなこと、やりたいこと、得意なこと」を実行するためには時間が必要。そのための時間を少しでも捻出できれば、より生活に充実感が出てくる。

私は読書が趣味なので、毎日本を読む。まさに習慣化されている行為なのだが、なぜ毎日読むかは、単純に「本が好き」だから。小説にしてもノンフィクションにしても自己啓発書にしても、とにかく本を読んでいる時間が至福の時である。

従って私は必ず1日のうちに少しでも読書時間を充て、スキマ時間をちょこまかと読書する。その最適の場所は電車の中。今や電車の中で本を読む人はめっきり減った。キンドルで読んでいるかもしれないが、ほとんどはスマホでネットニュースを見たり、LINEをしたり、動画を見ている。文庫本を手に取る人は絶滅危惧種である。

しかし私はこの時間が好きだから、やめられない。家に帰ると家事だ雑用だとやることが多い。しかし電車の中は基本何物にも因われないし、誰からも邪魔されないから自由に過ごせる。この時間を「好きなこと」に充てているのである。

こうして自分らしさを出せる時間をどんどん捻出していくと、時間が濃密になり、時間の尊さが心の中で醸成されていく。

時間感覚を研ぎ澄ますにはどうしたらいいか。メンタリストDaiGoは「好きをお金に変える心理学」のなかで、時間を3つに分けろと説く。①「しなくてもいいこと」②「やらなくてはいけないが、やりたくないこと」③「やりたいこと」。そしてそのなかで真っ先に削るのは「しなくていいこと」。付き合いのダラダラ飲み会やダラダラスマホ、ダラダラテレビなどはその典型。それに費やす時間を好きなことに振り向ければ、時間をより効率的に使うことができるし、心も豊かになる。そのためにも何かをする時に「これは本当に必要なのか。しなくてはいけないものか」を自問自答するのがいいと言う。

私の例では、職場の歓迎会がその実例であった。コロナ前は普通に行われていた歓迎会行事が復活したが、私はこの飲み会に参加しなかった。なぜなら、転勤でやって来た人とは、これからずっと職場で一緒に仕事を通じて交流していくので歓迎会のセレモニーなど必要ないと思うから(送別会の場合は、送別される人にもう会えないため、送別会には出る)。
そして私は歓迎会の飲み会を丁重にお断りして、その時間をやりたいことに使った。(そもそも酒が飲めないので、飲み会自体が好きではないのもある)

「職場の風通しを良くする歓迎会への参加は必須だろう」の意見に対して私は「付き合いで参加している飲み会に過ぎない」と反論したい。そうして「本当に必要なのか、参加しなければならないのか」を自問自答し、無駄だと思うことには勇気をもって主体的に断りたい。

そうした同調圧力に屈せず生きること、そして捻出した時間を自分の好きなことややりたいことに使うのが、充実ライフの肝だと思うのである。時間はお金で買えないくらい貴重なのだと再認識したい。

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