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下りのエスカレーター

人生100年時代にいつまでも輝き続けることができるか。そのためには40代、50代からセカンドキャリアを意識して活動をすることが大事である。
それをせずに無為に過ごすと、下りのエスカレーター状態となるのだが、そいうタイプは次のような人たちだという(参考文献「40代からのライフシフト」)

・やりたいことが不明で迷走
自分のやりたいことがはっきりしないため、手当たり次第にやって失敗する

・会社の看板と自分の力を混同する錯覚型
会社のネームバリューが自分の実力だと勘違いし、自分を磨かない。その結果、会社を離れると誰からも相手にされない。

・リストラでプライドを傷つけられるパターン
会社からリストラされて自信喪失に陥り会社を恨み続けるパターン

・出向先でも過去が忘れられず、上から目線の高飛車型
「本社では・・」と本社のやり方を強要する出羽守。過去の栄光が忘れられず、出向先で疎んじられるタイプ

・自分の理屈を押し通す加齢臭型
長年の経験から自分のやり方を押し付け、変えようとしない。自己中心的になり周囲との軋轢が絶えない

・クビにならなければいいとぬくぬくする隠居型
「退職まであと数年」と当たり障りなく会社生活を送る。妖精さんと呼ばれ、存在感が一気に薄くなる。

このように、下りのエスカレーター症候群に陥らないよう、これらの人々を反面教師にして「自分はそうならない」と覚悟することが重要である。

そのためには、自らが変わること。時代の流れに合わせて変革行動を取り、「自分は何がしたいのか」「自分の使命は何なのか」「自分が好きなことは何か」を探し求め、答を見つけ、そして実践する。それがセカンドライフを生きがいをもって過ごす必要条件だと思う。

「人間は1通の手紙を持って生まれてくる」という言葉を聞いたことがある。しかも多くの人はその手紙を開封せずにこの世を去るという。
その手紙を開封するか否かは、すべて自分の使命に気づくか気づかないかだと私は思うのである。

だから手紙を開封してそこに書かれていることを自ら実践し、人のお役に立ちたい。

そう真剣に考える毎日である。

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