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水曜アデイ4周年の機に

 水曜アデイの周年と誕生日が同時にやってくる、記念となる5月です。おかげさまで、アデイの一端を担当してから、4周年となりました。多くのお客様や二丁目の方々にも支えられて、大きくつまずくこともなく、今日までこれたことに感謝を申し上げます。先日、あるベテランママから、「水商売の顔になってきたわね!」と言われまして、「それって、どんな顔だろう??」と銀座ホステスの濃いメイクを思い浮かべて逡巡する一瞬はあったものの、誉め言葉として大いに嬉しいものでした。年齢も46歳となりまして、企業に勤めたままならば、第一線から退くのも間もない頃かと思うと、新たなチャレンジを続けられていると思います。46年前の、まだ無垢だった心を忘れずに(笑)

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 コロナがなければ、皆さまにお礼をお伝えするパーティーを開きたいところです。昨年も同様の緊急事態宣言下の状況でしたので、なかなか悔しいのですが、今年も見送ることになりそうです。考えてみますと、水曜でパーティーパーティーした営業って、2年前に1回やったきりなんですよね。お店(というか僕)の性質上、気の利いたコスチュームに身を包んだり、シャンパンがポンポン開くような派手さはないのですが、あれはとても楽しい一日でした。「また一年かけて、次のパーティーの構想を練ろう!」とも思ってましたので、ただ残念に思うばかりです。

 こうも断続的に休業が続くと、日常が塗り替えられてしまって、非常に戸惑います。状況の変化にすぐ適応できる若い人などは、ニューノーマルとやらにもストレスが少ないんでしょうけど、僕などは受け入れるのにすごく時間がかかる性分です。できれば、やっとこさ手に入れた安定した生活には、波風を荒立てることなくずっと大事にしたい。仕事も人間関係も、残る人生においては、心地いいものと好きな相手だけをそばに置いて過ごしたいと思うんです。余計な刺激や変化は、ちょっと疲れちゃいます。

 いま急に思い出したのですが、グランマが少し前にツイッターで「不要でも不急でもない方のために、アデイを開けて待っています」というようなことを言ってました。その時に、お客様それぞれの生活のシーンが頭に思い浮かんだのを覚えています。仕事で失敗したり、失恋をしたりして、激しく落ち込んでいる人がいるんじゃないか。楽しい舞台や映画を観たりして、感動を分かち合いたい人がいるんじゃないか。その人をその人たらしめている人間らしい要素は、リアルのお店での繋がりがあるからこそ培われているんですよね、きっと。さらには、「そんな機会をコロナに奪われてなるものか!」という強いメッセージを先のツイートから受け取りました。

 まあ、誰よりもアデイを欲しているのはこの僕なんです。まとまりがなくなってしまいましたが、これからも末永くよろしくお願いいたします、と自分自身の安定のために、お伝えさせていただきます! たまに、「アデイも、いつまで続けられるか分からないのよ!」と怖いことを言うグランマですが、休業が明けたら多くの方に来ていただいて、盛り上げていただければ嬉しいです。

 そうそう、「二丁目文芸部」にも新たな小説の原稿が届いていて、その内容の濃さに驚いているところです。言葉による表現に敏感な方が集うのも、アデイの特徴だと思います。こんなままならない日常だからこそ、それぞれの新宿二丁目に思いを馳せて、いま文章に書き留めておくべきだという気がしています。興味がある方は、お気軽に声をかけてくださいね!

A Day In The Life
東京都新宿区2-13-16 藤井ビル203

二丁目文芸部

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