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課題解決能力は掃除で育てる

掃除は好きですか?
私は好きでした。生徒を見て育てる、チャンスの時間だからです。
活用しないなんて、もったいない!

掃除は、日常生活に欠かせない行動の中で、実は非常に高度な作業だと思います。

汚れている箇所を把握して、どうすればきれいになるか考えて、実際に掃除して、きれいになったか評価する

これは、課題解決能力に重なります。
そして、クラスメイトと協力して行うことで、協調性も学ことができます。

毎日行う掃除なので、ただの流れ作業になってはもったいない!
掃除を「やらされている作業、命令してさせる作業」ではなく、自分の力を伸ばす活動と考えて、有意義な時間として活用していってほしいと思います。

まだ未熟な子どもに話すだけでは伝わらないので、私は一緒に掃除をしていました。
「あら、ここが汚れてるね。一度拭くだけじゃ汚れが取れないかも。私が先に拭くから、仕上げ拭きをお願いできる?」
「なんでいつもこの黒い汚れがつくんだろうね?(鉛筆の芯を踏んだ汚れ)」
「〜さんが手を怪我してるから、雑巾を代わってあげてるの?すごい!よく気づいたね!」
一緒に掃除をしながら、数人に話しかけます。

無言掃除をしている学校もいますが、私はみんなで声を掛け合って掃除をしていこうと話していました。
「ほうきが終わりましたー。雑巾お願いしまーす」
「この机重たいので、一緒に持ってくださーい」

たった数分の掃除時間ですが、私にとっては大切な生徒指導の時間でした。
きれいになった教室はとても気持ちがいいです。空気が違います。
生徒の心に、私の言葉がよりよく通る気がします。

掃除を通じて「生きる力を育む」。いい時間です!




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