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酵素ジュース作りに白砂糖を使う理由②

前回は白砂糖が人体に及ぼす影響について書きました。
生の野菜や果物で作る酵素ジュースは、発酵させるための基材として白砂糖を使います。
それではなぜ酵素ジュースには白砂糖を使うのかを解説します。

酵素ジュースを作るときに、白砂糖は発酵のための基材として不可欠なものです。なぜなら白砂糖が持つ浸透力が植物エキスを抽出するのに最適だからです。
黒砂糖の場合は、白砂糖に比べミネラルなどの栄養価は高く、そのまま食べる分には良い食材です。
しかし酵素ジュースを作る上では植物の細胞膜に対して目詰まりを起こし、植物全体への浸透力が極端に落ちてしまいます。よって植物エキス抽出のための素材としては不向きな素材ということになります。

白砂糖の1分子は、ブドウ糖1分子と果糖1分子が1:1で結びついたものですが、酵素ジュースの場合、発酵の過程で白砂糖が発酵微生物の酵素によって切りはなされ分解されて、ブドウ糖と果糖に還元されます。
このように、発酵の過程で白砂糖の主成分のショ糖は分解されてブドウ糖と果糖になり、これらは単独では優れた栄養素なので、一般的に考えられている害は無くなります。
酵素ジュースの甘さはブドウ糖と果糖であり、それらは身体に必要なエネルギー栄養源になります。

上記のことから、白砂糖は酵素ジュース作りに適した基材ということになります。

以上、酵素ジュース仕込みに白砂糖を使う理由を2回に分けてお伝えしました。


お読みいただき、ありがとうございました。

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