『読書脳』(樺沢紫苑著)を読んで

 私は給料日後に本屋に行って欲しい本を好きなだけ買い、本を買うことを月1回の一種の気分転換にしています。しかし、最後まで読めている本は少なく、しおり代わりにしている本に挟まった出版社の宣伝チラシが途中で挟まった状態の本が積まれている状態です。その本を見ても、挟まれたチラシの前の部分の内容は忘れています。奇跡的に最後まで読んでも、達成感がいっぱいで内容の理解は怪しい状態です。
 樺沢先生の新刊「読書脳」が読書に関するもののようでしたので、これを機に読書について学びたいと思い、手に取りました。そうしたら目から鱗の内容がいくつもありました。
 まず、パラパラ見ても良い、途中から読んでも良い、ということです。いつも一番初めにまえがきを読んで作者の思いを知ってから順番に読み、最後にあとがきを読むものと思い、順番に読み進めることで本の内容を理解するもの、と思っていた。しかし、目的を持ち、何を知りたいかを思い、読みたい所から読む方が頭に入ることが分かりました。買ったことで本は自分のものなので、作者に敬意を感じつつも自分が読みたいように読んで良いことを知ったように思いました。
 次に、スキマ時間に読むことや、読み切る目標を決めて読むことで内容が身に着くということです。アドレナリン・ノルアドレナリンの効果で科学的見地からの有効性を知ることが出来ました。私は短時間で一気に片付けがちなので、自分の特性を長所として読書に役立つように思いました。今回の『読書脳』を読んでいる時は、スキマ時間が来ることがウズウズしていました。
 そして三つめが、本の内容をアウトプットするということです。アウトプットした内容を書き足す度に、書いた内容を最初から見ると本を思い出す感じがしました。最後まで書ききることで達成感も感じ、本の内容も残るので繰り返しインプットでき、記憶に残り、身に着くのではと思いました。今回は使っているノートに書き込みましたが、今度は読書ノート専用のものを作って積み重ねたいと思っています。 
樺沢先生の推薦本の中のいくつかが私のアマゾンの欲しいモノリストに入っていたものがりましたので、今度読んでみようと思いますが、次は、全く読めていない先生の前著書を読もうと思います。そして、noteに読書感想文を連ねていくこと、一か月に2冊以上の本を読む目標からスモールステップで進んでいきたい、と思います。
 最後に、読書術で読書をすることはプライベートも本気で立ち向かうことを教えてくれた感じがしました。今まで仕事をするためにストレス発散させるようにプライベートを過ごしてきた感じがしましたが、仕事もプライベートも本気になって立ち向かうことが大事な気がしました。プライベートで行っている他のことも目的、計画を意識してみようと思いました。

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